2018環境報告書
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18松本キャンパス松本キャンパスは、ユニットと呼ばれる4つの部局から成っています。昨年度は、バガスモールド・リサイクル市・環境教育・美化の4つに分かれていました。それぞれのユニットにはテーマがあり、それに基づいた企画を作ったり、それを運営したりしています。また、ユニット活動以外にも、月ごとにイベントへ参加したり、通年企画を行ったりしています。ユニット活動■ バガスモールドユニットバガスモールドとは、サトウキビの搾りかすを原料とした土に還るお皿です。これを松本キャンパスの学園祭で用いて、それを土に還す実験を行いました。使用したたくさんのお皿を土に還すことでゴミの削減、木材の使用を抑える事で森林保護につながります。今年度の実験では松本市内の農家さんの土地をお借りして実験を行いました。土に還す事に成功し、この土を用いて野菜作りを行い実際に利用出来る土であることを確認しました。またリサイクル市で配布するなど、バガスモールドについて知る機会を作りました。■ リサイクル市ユニットこのユニットの企画・運営により、2月3日に松本キャンパスのあづみホールにて、リサイクル市という名称でバザーを開催しました。このバザーには目的が3つあります。1つ目は不要なものを再利用すること、2つ目は物を大切に使う意識を持ってもらうこと、3つ目は地域の方々に環境活動に興味を持ってもらい、連携のきっかけをつくることです。近隣の住人や生徒たちから、不必要な衣類や雑貨などを提供していただき、リサイクル市を通して必要とする方々に格安での提供を行いました。また、その収益はWWFという環境保全団体に寄付しました。大学内のサークルの方々も協力をしてくださり、和やかな雰囲気の中行われました。また、地域の方とのコミュニケーションをとることができ、私たちの活動を知ってもらうことができるとても良い機会となりました。また、12月15日に行われたキャンドルナイトにも参加し、ブースの企画を行いました。地域の方々に光害問題︵※)について考えていただくことができたのではとないかと思います。■ 環境教育ユニット子供向けワークショップの企画を行うユニットです。安曇野環境フェアという地域の環境イベントに参加したり、リサイクルバザーの中で環境教育ブースを出し、ゴミ分別ゲームやエコバッグ作りをしました。これらの活動を通して、資源の大切さを子供たちに学んでもらいました。■ 美化ユニット今年度から新しくできたユニットで、学内・地域の清掃活動を行うユニットです。女鳥羽川や学校内のゴミ拾いを企画・運営したり、理学部棟の鏡の清掃などを行いました。校内や地域の清掃活動を行うことで、校内・地域をきれいにするだけでなくゴミを減らそうという意識を高めることができたと思います。※光害(こうがい・ひかりがい):良好な「光環境」の形成が、人工光の不適切あるいは配慮に欠けた使用や運用、漏れ光によって阻害されている状況。 環境省 「光害対策ガイドライン(平成18年12月改訂)」

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