2018環境報告書
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10信州ESDコンソーシアムの構成メンバーには、地域のユネスコ協会が含まれています。長野県内には、長野ユネスコ協会、上田ユネスコ協会、松本ユネスコ協会、諏訪ユネスコ協会、木曾ユネスコ協会、飯田ユネスコ協会の6つのユネスコ協会があり、それらが合同して連絡協議会を構成しています。2017年5月20日には長野県ユネスコ連絡協議会総会が開かれ、県内のESD活動の活性化に向けた意見交換が行われました。コンソーシアムを通してユネスコスクールとユネスコ協会の連携が育まれつつあります。2018年1月23日には、長野ユネスコ協会青年部「つなっぷる」と中野西高校ESD倶楽部との初めての合同企画が開催されました。つなっぷるは、信州大学の在学生と卒業生が中心となって活動していることから、中野西高校の担当教員が、ESDを通した若者同士の交流と協働をねらい、中野西高校で毎年行われているUNESCO-Week(1月22日~26日)のプログラムのひとつに位置付けて、開催されることになりました。Webカメラを使用した事前打ち合わせを経て、当日はESDについて理解を深めることを目的とし「中野西×つなっぷる 語り合おう!つながりあおう!~今日からはじめるESD~」というテーマでワークショップが行われました。つなっぷるによるアイスブレイクからスタートし、お互いの活動紹介をした後、グループに分かれて自分の現在、過去、10年後の未来を考えながら、自分自身とESDの関わりについて考えました。最後は、つなっぷるがESDとSDGsに関して説明し、『「いま、ここ」に生きる「あなた」の毎日が「未来」になる』という言葉でまとめました。ワークショップ終了後にも話に花が咲き、高校生やつなっぷるのメンバーからは「また一緒に何かをしたい」という声もあがりました。信州ESDコンソーシアムでの繋がりを活かした、このような学び合いの場がこれからも広がっていくことが期待されます。8 ユネスコの理念・目標に沿って、地域で独自の活動を行っているユネスコ協会、ユネスコクラブなどの非政府組織。日本では民間ユネスコ活動から起こったユネスコ運動が国を動かし、ユネスコ加盟への機運が高まっていった経緯から、各地に民間ユネスコ活動団体が存在し、活動を行っている。民間ユネスコ活動団体8のうごき

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