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国際交流と海外留学工学部では国際交流に力を入れています。大学全体のプログラムも含めると平成28~29年度のアメリカ、カナダ、フランス、ドイツといった欧米諸国への留学だけでも、39名の工学部生や工学系大学院生が研究留学や短期研修などで留学しています。マレーシアのトップ校での英語の授業体験や、夏休みや春休みを使ったタイの大学への研究室留学など、工学部独自のプログラムにも毎年合計10名程の学生が参加しています。また、学生主体のコミュニケーション活動のGlobal Caféが工学部図書館で毎週開催されています。世界に向けた情報発信活動のTEDx Shinshu Universityも、発足から工学部学生を中心に全学の学生が活発に活動しています。若里寮が女子受入可能に!若里寮(長野市:2年次~)を一部改装し、女子学生の受入が可能になります。(平成30年秋)プライベートが守られた女子学生専用階に全室南向きの個室ほか、共用のミニキッチンや談話室が備えられています。TOPICS有機化学実験炭素を含む化合物のほとんどは有機物(有機化合物)に分類されます。生命体を構成するタンパク質やエネルギーとなる糖類、食品、化粧品、医薬品、衣類、プラスチックなど、私たちの生活は、数多くの有機化合物に支えられています。その有機化合物を自在につくるための学問、そして科学技術こそが有機化学です。物質化学科の3年次の必修科目である「有機化学実験」では、有機化合物の化学合成を実際に行います。試薬やガラス器具の取扱いなどを学習し、化学実験を安全に行う実験技術を習得するとともに、レポートの作成を通して、実験結果を科学的に考察し、有機化合物の性質および化学反応について理解を深めることをめざしています。機械創造プロジェクトI/II機械システム工学科の3年次の授業である機械創造プロジェクトI/IIは、機械の考案から製作までを一貫して体験できる授業です。まず、課題を達成するためのアイデアを自ら提案します。そして、機械設計のプロセスを経てひとつの具体的な機械機構へと収束させます。さらに、考案した機械を実際に製作して動作を確認します。この授業はグループ作業の形態でおこなうので、協働・補完・リーダーシップなど、社会で必要とされるスキルも体得できます。 工学部 FACULTY OF ENGINEERING1年次2年次3年次4年次【 4年間の流れ 】工学部では1年次に幅広く教養科目・基礎科目を学んだあと、2年次もしくは3年次に各教育プログラムを選択します。それぞれの専門分野の理解を深め、4年次の卒業研究に進みます。(※学科によりプログラム選択時期は異なります)例:電子情報システム工学科特色ある授業紹介1年次では自然、社会、歴史、文化に関する幅広い教養を身につけるとともに、工学を学ぶ上で必要な数学・物理学の基礎知識を学習します。最終年次は先端的な研究ならびに今ある技術の改良的な研究に参加して、研究を学ぶ方法の中で、問題解決能力と未来を切り開く発想力を養います。2年次以降は「電気電子」、「通信システム」、「情報システム」のいずれかの教育プログラムに軸足をおきつつ、自ら選択したカリキュラムにそって学習します。それぞれの分野の専門基礎知識を修得し、多面的な視点から知識を活用できる実践的な能力を養います。共通教育教養科目、外国語、健康科学科目共通科目外国語1年生対象専門科目基礎数学電気物理基礎電気電子回路プログラミング言語微分積分学線形代数学電子情報システム工学ゼミナール2年生対象専門科目電子情報基礎数学基礎論理回路電子情報基礎実験電気回路、電子回路電気磁気学ディジタル通信システムコンピューターアーキテクチャ3年生対象専門科目電気機器電力工学情報理論数値計算コンピューターネットワーク組込システム各分野の実験、プロジェクト4年生対象専門科目電気電子設計製図電波法規電磁波工学数理決定論コンピュータグラフィックスデータマイニングエンジニアリング科目必修化されているエンジニアリング科目では他学科の講義を通して専門分野だけでなく、工学全体を見回す視点を養います。物質化学概論、電子情報システム概論、水環境・土木工学概論、建築・デザイン概論卒業研究配属された研究室で、指導教員のもとで課題に取り組み、成果をまとめます。年度末には卒業研究発表会を実施します。SHINSHU UNIVERSITY34

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