2018医学部学部案内
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 作業療法士は,障害を抱えている方の生活や生きる喜びを支える仕事です。私は祖父が施設に入所した際に作業療法という職業を知り,患者さんの人生に密着した支援ができることに魅力を感じ,この専攻に入学しました。作業療法士が治療を行う分野は身体障害領域に留まらず,精神障害領域・発達障害領域・老年期領域など幅広い活躍の場があります。学年の仲間にもそれぞれに支援したいと思う人がいて,どの領域も学んでいくたびに患者さんについて考えていくことができるのが楽しくなります。また,信州大学の精神科作業療法は全国の作業療法を専門としている大学の中でも牽引する存在となっており,大学院では高いレベルで研究が進められています。 保健学科では1年生から専門的な講義が多く,他専攻の学生と共に学んでいきます。作業療法学専攻では解剖実習や施設での実習もあり医療人としての心構えが日々養われていきます。各学年は20名程度であるため,同じ専攻の仲間と勉強したり励まし合ったりして,ともに充実した学生生活を送っています。また,先生方も学生のことを気に掛けてくださり,不安があっても周りの方々に相談しやすい環境になっています。この信州大学で皆さんと共に学べることを楽しみにしています。保健学科作業療法学専攻3年小田切 みのり出身校:長野県伊那北高等学校充実した日々 私はもともと「困っている人を助けたい」という思いから,医療職に憧れを持っていました。そんな中,患者さんと深く関わることが出来る「理学療法士」というリハビリテーションの専門職を知り,この職業に就きたいと思い,この専攻への入学を志望しました。 入学してから理学療法士が医療だけでなく,スポーツや福祉の分野でも活躍しているということを知り,ますますこの職業に魅力を感じました。信州大学では先生方から,各々の先生が専門とする分野について,ハイレベルな授業を受けることが出来ます。学年を重ねるにつれて,授業を通して学んだことが身についていくのを感じ,将来,理学療法士になる者としての自覚も生まれてきました。 同じ専攻の仲間は,それぞれが色々な夢や目標を持って勉学に励んでいて,とても刺激を受けることが出来ます。また,各学年20名ほどなので,仲も深まりやすいです。先輩や後輩との繋がりもあり,花見やBBQなどの行事も年に数回行われます。また,勉強のことや部活のこと,バイトのことなど不安なことがあれば先輩に相談することも出来ます。 学ぶことが多くて大変ですが,とても充実した日々を送れると思います。自然豊かなこの信州大学で皆さんとともに学べることを楽しみにしています。保健学科理学療法学専攻3年小幡 愛斗出身校:愛知県立春日井高等学校信州大学での日々学生の声 …………………………………………………………………………………………… 30

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