工学部_研究紹介_2019_日本語版
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高度人材育成インターンシッププログラムは、教育を目的としたインターンシッププログラムです。企業と大学が共同して作成する一人一人に合わせたテーマでの長期の実習は、短期間のインターンシップでは体験することができない「生の」社会体験となります。また、その実習を通して把握される自身の強みと弱みは、社会人としての人格形成において大いに役立ちます。このインターンシッププログラムは、学内における充実した事前・事後のMOT教育と、長期の企業実習によって、社会に出たときに求められる様々なスキルを提供します。そして、自分自身を見つめなおす最高の機会となります。インターンシップの流れ事前教育の例研究支援部門インターンシップ担当参加資格等過去10年間で、58社に122名の学生を派遣。多摩川精機(株)、オリオン機械(株)、新光電気工業(株)、(社)長野県農村工業研究所、(株)JBN、(株)ハーモニック・ドライブ・システムズ、日置電機(株)、フランス国立情報学自動制御研究所(フランスリール)、横浜ゴム(株)、TDK(株)、(株)サンクゼール、(株)竹屋、(株)八光、NikkiFron(株)、(株)土木管理総合試験所、シナノケンシ(株)ほか松岡浩仁准教授信州大学地域共同研究センター専任教員、信州大学工学部機械システム工学科准教授を経て2015年より現職産学連携による⼈づくり・ものづくり〜⾼度⼈材育成インターンシップ〜【先生の学問へのきっかけ】小さいときから車が好きで、中学生の頃は高校を卒業したら整備士になろうと思っていました。まだキャブレターが主流の時代でしたが、将来的にはコンピューターが車を制御する時代が来るから、大学に行って勉強しろと言う親の薦めもあり、大学に進学しました。大学では精密測定やねじのゆるみや締め付けについての研究をしていましたが、その後たまたま産学連携のセクションに異動したことをきっかけに、県内のたくさんの企業さんとのつながりができ、大学の技術の社会への還元に興味を持ち、産学連携を主に研究しています。⼯学基礎部⾨⻑期インターンシップ派遣実績総合理工学研究科修士課程(M1~M2)在籍の学生が対象で、原則、学外特別講義(長期)2単位、学外特別演習(長期)2単位をセットで履修します。研究シーズ共同研究・外部資⾦獲得実績社会貢献実績研究キーワード産学連携・⼈材育成・ものづくり・医療機器•産学官連携によるものづくりのためのプラットフォーム•救急救命士発案による点滴用資器材収納ケース“IVnote”および使用済み注射針収納ケースの商品化支援•救急医発案によるバックボード型担架「信州杉製バックボード型担架SBT」の商品化支援他多数製品化事例IVnoteバックボード型担架日装工作所(製作協力長野県工業技術総合センター環境・情報技術部門)使用済み注射針収納ケース左上:IVnote、等々力製作所左下:同上用使用済み注射針収納ケース(試作品、製作協力長野県工業技術総合センター環境・情報技術部門)ものづくりプラットフォーム133

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