教育学部_研究紹介
38/44

36教職大学院グループ准教授宮みや島じま 新あらた【研究分野】学級経営、教師教育学【研究テーマ】教師にとっての学びを再考する/同僚教師による支援の可能性を探る 学級経営、教師教育学を中心に実践・研究を進めています。 子どもたちが生き生きと学ぶ授業の創造を求め、教師の在り様(子ども観・授業観)を問い直し、思想と方法の両面からアプローチできればと。既存の「教室」の概念にとらわれず、子どもの学びの姿を手がかりに、「その時、なぜ教師はそうしたのか」、「何のためにそうするのか」と授業の実際を先生方と考えていきたいと思っています。また、生活科や総合的な学習の時間の充実にかかわり、材の可能性や教師と子どもとの関係性などに視点を当てて、授業者への支援方法について考えています。現場につながる研究を進めていきたいと思います。准教授青あお木き 一はじめ【研究分野】教育経営学、教師教育学【研究テーマ】学校組織マネジメント・学級経営/コミュニティ・スクール   素敵な学校をマネジメントしている校長先生は、かつて優れた学年運営を構築していた学年主任であり、さらに素晴らしい学級経営を実践していた学級担任でありました。実はリーダーシップとマネジメントに関して、同心円的拡大のコアとなるコンピテンシーが存在しているのです。 子ども誰もが「信・敬・慕」できる学級担任の在り方を考え議論して学んでいきましょう。准教授林はやし 寛かん平ぺい【研究分野】比較教育学、教育行政学【研究テーマ】スウェーデンの教育改革/グローバル教育政策市場の展開/大規模国際アセスメント 北欧を中心に、世界の教育改革を研究しています。PISA などの国際学力調査が各国に強く影響するようになり、世界中の学校が標準化に向かっています。一方で、教育は地域の歴史や文化、制度に応じた固有の営みでもあります。教師や学校はこの違いをどう考え、多方面からの要求にどう向き合えばいいのでしょうか。世界の潮流と具体的な事例を突き合わせ、未来の教育の在り方を一緒に考えましょう。編著書に『未来をつかむ学級経営:学級のリアル・ロマン・キボウ』(学文社、2016)、論文に林寛平「グローバル教育政策市場を通じた『教育のヘゲモニー』の形成—教育研究所の対外戦略をめぐる構造的問題の分析」(日本教育行政学会年報42、2016)など。研究室ブログはhttp://shinshuedu.blogspot.com准教授市いち川かわ 公きみ明あき【研究分野】教師教育学【研究テーマ】教員のキャリア形成における研修の役割 学校の先生は、どのような場面で、どのような経験を積み重ね、教師として成長していくのでしょうか。私は、現職の先生を対象とした教師研究をしています。 研究活動の主なフィールドは「学校」です。教師の成長過程をとらえるために、小・中・高等学校で、児童・生徒との生活に奮闘する先生方の様子や語りを記録し、「キャリア形成」の視点から成長の契機となる要因を分析・検討しています。成長する教師の背景は、とても奥深く、魅力があります。

元のページ  ../index.html#38

このブックを見る