教育学部_研究紹介
23/44

21理科教育コース准教授竹たけ下した 欣よし宏ひろ【研究分野】地質学(第四紀学、火山灰層序学)【研究テーマ】盆地と山地の形成過程に関する研究/最終氷期の自然環境と人類の関わりに関する研究 第四紀(約260万年前—現在)と呼ばれる地球の歴史の中で一番新しい時代の地質(地層や岩石)を対象として、大地の生い立ち(形成過程)を読み解く研究をしています。大地は不動のものではなく、ゆっくりではありますが絶えず変化しています。 2014年、長野県内では土石流災害(南木曽)、噴火災害(御嶽火山)、地震災害(長野県北部)が次々と発生し、大変な1年となりました。しかし、このような出来事こそが、大地を変化させ、私たちが暮らす土地を生み出したともいえるのです。ですから、自分たちが暮らす大地のでき方を理解することは、災害を減らすことにもつながると考え、野山を歩き地層や岩石を相手に研究を続けています。▲物理:手回し発電機を用いた発電と蓄電の実験▲化学:食塩とミョウバンの溶け方の実験▲生物:実体顕微鏡での観察▲地学:地層観察の様子

元のページ  ../index.html#23

このブックを見る