教育学部_研究紹介
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19教授三み崎さき 隆たかし【研究分野】理科教育学、臨床教科教育学【研究テーマ】小・中学校の理科授業に現れる学習者の自然認識と概念形成/gatekeeperとend userによる『学び合い』の臨床教育学的研究 小学校及び中学校における理科の授業で実際に学ぶ児童生徒の自然認識と概念形成の過程と変容に関する研究をしています。そのために、実際の学校現場で理科の授業の時の児童生徒の会話や行動等をすべて記録して、量的・質的に分析し、学びの有効性を議論しながら授業改善に寄与できる学習臨床学的な教育研究を進めます。教授天てん谷や 健けん一いち【研究分野】物性物理学、科学教育【研究テーマ】強相関電子系化合物の磁性と超伝導   私の研究分野は「低温」「磁性」「超伝導」で、主に酸化物や金属化合物を研究対象にしています。「低温」にする、つまり物質を冷却していくことのおもしろさは、物質から熱エネルギーを剥ぎ取っていくことによって、室温では見られなかった(あるいは全く予想していなかった)不可思議な現象をあらわにさせることにあります。物質の電気抵抗がある温度以下で突然ゼロになる現象である 「超伝導」もそのひとつです。「磁性」とは、磁場や温度が変化するときに、物質固有の「磁気モーメント」と呼ばれる物理量がどのように変わるかを調べる物理です。鉄のように磁石に吸引される物質は「強磁性体」と呼ばれ、よく知られていますが、この他にも、「反強磁性体」、「フェリ磁性体」、「常磁性体」、「反磁性体」などが知られています。教授榊さかき原ばら 保やす志し【研究分野】理科教育、開発教育防災教育、気候・気象学【研究テーマ】 教材開発/ネパールにおけるアクションリサーチ型山間地防災教育/山風がヒートアーランドに及ぼす影響の研究著書:「中学校理科の教材開発・授業プラン」、「内陸都市はなぜ暑いか」、「実験で実践する魅力ある理科教育」、「ヒートアイランド対策事典」論文:「冬季に日本海上で発生する筋状雲の教材開発」、「台風を取り扱った授業における防災教育プログラムの開発とその評価」、「都市の熱環境の実態と原因」、「“海なし県”山梨・長野の気候風土」、「模擬授業および研究協議会から見たカンボジア教育専門家の理科授業観」、「スマートフォン、タブレット端末、携帯ゲーム機を利用した星空観察」、「Relationship between the Nocturnal Heat Island and Inversion Layer in Matsushiro、 Nagano」、「長野県小布施町における弱風時夜間の都市内外の気温鉛直分布」ほか理科教育コース 夜空の星々を見ながら、銀河に思いをはせる。 岩場から採取した化石を通して太古の地球の生き物に触れる。 そして、自ら慎重に工夫した実験装置で運動、超伝導、化学変化などの不思議を体感する。理科には未知の世界へとつながる小さな冒険がいくつもあります。自然豊かな信州において、基礎的な幅広い知識、論理的思考、指導法を学び、発想力、実験の技術を磨きます。「理科の伝道師」を目指して、共に学んでいきませんか。理科教育コース 私たちの『学び合い』研究室     ※三崎研HP 信濃の国からこんにちは       ※三崎研ブログ(毎朝更新)

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