人文学部_学部案内2019
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71Graduates Career Choices and Messages取得できる資格等̶■ 高等学校教諭一種免許状(国語・地理歴史・公民・英語)■ 中学校教諭一種免許状(国語・社会・英語)■ 博物館学芸員 ■ 社会調査士■ 公認心理師(受験資格として更に実務経験もしくは公認心理師対応大学院進学が必要)■ 日本語教員養成課程(26単位以上)の修了証書■ 高等学校教諭・中学校教諭専修免許状(大学院)* 教職は認定申請中のため変更の可能性有。̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶大学院人文科学研究科(修士課程)̶人文科学研究科は, 地域文化専攻・言語文化専攻の2つの専攻からなります。人文諸科学の広範囲な学問領域にわたる多彩なスタッフが, 緊密な協力体制のもとで, 文化にかかわる諸問題を,比較論的・学際的・総合的に研究し, 大学院生の研究指導を行っています。大学院生は研究成果を年2回のシンポジウムで発表します。修了者は, 教育やマスコミ分野をはじめ, 多彩な職域で, 有為な人材として活躍しています。更に研究を深めるため, 他大学の博士課程に進む人も少なくありません。関心のある方は, 大学院資料を人文学部宛に請求してください。̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶修士課程2年 | 伊藤智弘 (言語文化専攻 日本語学・日本語教育学領域)̶人文科学研究科は, 学部の頃よりも高度な・専門的な研究を行う場所です。また, 研究発表などの場における他分野の教授や大学院生との交流を通して, ともすれば視野狭窄に陥りがちな専門的研究に, よい刺激を与えあうことが出来ます。大学院生は一人の研究者として, 自身の設定した問題を解決するために, 様々なことを調べ, 多角的に考察し, 問題設定そのものを練り直す, その過程を繰り返しながら研究を漸進させていきます。それは, 学問的行為としての研究の過程でもありますが, 同時に種々の知的行為に通底するものでもあります。人文科学研究科は, 自身の興味あるものについて徹底的に考えつくすことを通して, 思考そのものを鍛える場所であるといえます。文系の大学院で学ぶことは, 例えば就職の際, 特定のものを扱う知識や技術として役に立つことは多くありません。しかしそれゆえに, そこで鍛えた思考力は, 自身の知の地盤として, 特定の分野に縛られずあらゆる場面で役に立つものになり得る。それこそが人文科学研究科の強みであると思います。
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