人文学部_学部案内2019
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692009年卒業長友志織-三菱UFJインフォメーションテクノロジー2013年卒業登内志保-全日本空輸株式会社客室乗務員 Graduates Career Choices and Messages私は社会心理学を専攻していましたが, 今はシステムエンジニアとして銀行のシステム開発に携わっています。何故文系の学部を出たのに理系の仕事に就いたのかと感じる方が多いかもしれません。勿論, 入社当初は技術面での不安もありました。しかし, 仕事をこなしていくうちに, 技術は仕事の中で自然と身についてくる。重要なのは理論的な考え方と, 多くの関係者との交渉・説明・説得に必要となるコミュニケーション能力が身についているかどうかだという事を感じました。信州大学では講義・ゼミを通して情報の集め方や精査の仕方, その情報に基づいた考察の仕方等を学び, サークルでは100人を超えるサークルに身を置き様々な人との交流, また衝突も経験しました。その経験は, 障害を起こすことが許されない大規模システム開発を行う上で大いに役立っています。是非皆さんも信州大学で様々な経験を積み, 将来様々な職種でその経験を役立てていってください。私の夢は高校入試から明確でした。長野県生まれ, 長野県育ち, 電車やバスが主流なこの県で青空を横切って行く飛行機は私の憧れでした。壮大な夢を前にした時, 信州大学からは前例がほとんどないし不利なのではないか, と大学のせいにして夢を諦める心の準備をしていないでしょうか。私もその一人だったので気持ちがよく分かります。しかし, 人文学部の英語学ゼミナールに入り私は逃げる準備をやめました。努力した分必ず結果が出ることを体感し, 何か人と違うおもしろいアイディアを出してやろうという野心に溢れた仲間に出会い, その野心家をおもしろい“いい学生”として後押ししてくださる先生がいたからです。大学の先に見据えるのが就職ですね。この大学に入ったら、この学部に入ったら, こういう職業についている人が何人いますというデータを見るのもいいかもしれませんが, そのデータに自分の求める職業があったならそれは本当に幸運です。例え無くてもそのデータを書き換える挑戦心・自分の覚悟が決まれば結果は変わってくるかもしれません。私の場合就職活動と学業の両立は大変でしたが夢への挑戦を認めてくれた環境にとても感謝しています。皆さん, ぜひ壮大な夢を持って信州大学人文学部に来てください。

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