人文学部_学部案内2019
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50Academic Staffまた, インドの知覚理論の特質を西洋思想との比較考察から明らかにすることも目下の課題の一つである。哲学・芸術論コース || 芸術コミュニケーション分野————————————————————教授 | 金井直[美術史]新古典主義, 彫刻史, イタリア近現代美術史, 日本近現代美術史について, またそれらが交差する領域について研究している。̶准教授 | 北村明子[舞踊・パフォーマンス論]コンテンポラリー・ダンスを中心とするパフォーマンス論の研究。ダンサー, 振付家, 演出家の視点から舞台芸術における“howto”を考える。̶准教授 | 濱崎友絵[音楽学]音楽が社会や歴史との交渉の中でどのようにかたちづくられてゆくのか, そのプロセスに関心を寄せている。専門とする領域は, 近現代のトルコの音楽。とくに音楽における近代化および西洋化の問題を中心に研究をおこなう。————————————————————哲学・芸術論コース || 哲学・思想論分野————————————————————教授 | 篠原成彦[言語哲学・心の哲学]研究の基底にあるのは, 適切な世界観とはどのようなものか, という根本的な問い。目下は, 言語・心的現象・知識を, 自然現象として説明するための方途に関する考察を通じて, 自然主義的な世界理解の可能性を探っている。̶教授 | 早坂俊廣[中国哲学・比較思想]朱子学・陽明学といった中国近世思想を, 中国的社会結合の特質に留意しつつ研究している。また, 比較思想的な関心から徳倫理学に関する諸問題を考察している。̶准教授 | 三谷尚澄[倫理学・西洋哲学]カントとその現代的継承者たちの研究をベースに, 価値・規範・美など, 自然科学的記述の対象とはならないが, 日常的実感のレベルでは「リアリティ」をもって成立している経験について, その成立構造を明示化してみせることを目指している。̶准教授 | 護山真也[インド哲学・比較思想]インド仏教の研究を中心としながら, 輪廻や全知という宗教的テーマが認識論・論理学という枠組みの中でどのように扱われるのか, という問題に取り組んでいる。

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