人文学部_学部案内2019
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142000年3月, 広島大学大学院生物圏科学研究科博士課程後期修了(博士(学術))。 日本学術振興会特別研究員, 広島国際大学人間環境学部・助手などを経て, 2005年10月より信州大学人文学部准教授。 主要論文として, (1)「アイデンティティー交渉過程と精神的健康との関連についての検討」『実験社会心理学研究』, 38, 1998, 151–163(日本グループ・ダイナミックス学会「平成11年度優秀論文賞(若手研究者部門)」受賞論文), (2)「インターネット上の自己評価と現実の自己評価との相互影響過程についての検討:両者のズレと精神的健康との関連の観点から」『 社会心理学研究』, 23, 2007, 主要著書として, 「 自己の表現(第14章)」 浦 光博・北村英哉(編), 2010, 『展望 現代の社会心理学1 個人のなかの社会』, 誠信書房, pp. 272–293.From Professors受験生へのメッセージはありますか。——何かしたいことをすぐに決めるのではなく, 欲をもって, 人文学部に来て欲しいです。広い視野をもってやりたいことを探して欲しい。心理カウンセラーになりたいとか早々と決めちゃわない方がいい。——まずはいろいろ勉強してみて, ということですね。——そう。心理学について言うと, 自分の問題をクリアするためだけにそれを勉強するのではない, ということをはっきりさせておくほうがいいです。——余計な直接対決になるかもしれないですよね。自分で作り出した敵がどんどん大きくなって自分を追いつめるような。「安心さがし行動」に似ていますよね。——本当は何を学んでも自分と向き合うことは可能なんです。文学を学んでも歴史を学んでも。心理学にこだわる必要はないんですよ。人文学部の分野の広がりをまずは活かしてみるといいですね。­­——­­——インタビュアー | 長井瑤子(4 年:インタビュー当時)̶長谷川̶長谷川̶長谷川

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