農学部学部案内2018
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野菜や果物に秘められた力を最先端のテクノロジーで解明●現在取り組んでいる研究テーマは?ネパールの農業教育について現状と課題を把握するとともに、改善案の検討を行うことを目指して研究を行っています。調査対象のコバン村へ赴き、アンケート調査やインタビュー調査を実施しました。●将来の夢は?国内外を問わず、地域に基づいた活動をしたいです。仕事のみでなく、普段の生活の中にも地元の人々との交流を取り入れ、その地の文化を直接肌に感じる時間を大切にしていきます。●農学部の雰囲気を一言で表すと?色鮮やかです。魅力的な人が多く、それぞれが自分の好みを持っていて、活動的にその世界を築いています。●後輩へのメッセージをお願いします。いろいろな場所に赴き、たくさんの人に出会いましょう。農学部では講義と実習だけでなく、地域や国外に出るプログラムが用意されています。どんどん活用して、「知識→体験→実践→実力」とつなげてください。青果物機能学研究室では、野菜や果物に含まれる有用成分を調べ活用する研究や、栽培・貯蔵・調理加工などの取扱い条件が品質や成分に及ぼす影響を調べる研究を行っています。青果物とうまく向き合いその恩恵にあずかりつつ、人と環境にやさしい園芸利用を目指します。研究紹介作物学研究室では、イネ・ソバ・ダイズなどの作物の生産性、品質やストレス耐性を高めるため、携帯型光合成測定装置(1)での光合成測定、土壌養分の分析、電子顕微鏡による組織観察(2)などを行っています。雑草学研究室では、外来植物の地理的・空間分布の解明に関わる研究に取り組んでいます。雑草の分布状況を簡易に把握する方法を確立し、早期に発見、対策することで、農業生産や生態系への影響を軽減させることができます。14戦後日本の世帯はどんどん小型化してきています。この世帯の小型化は,実は食料自給率の減少にも大きくかかわっています。なぜ日本の食料自給率は低下し続けてきたのか、その上で、今後の国内農業はどうあるべきなのか。農業経済学研究室では、社会統計データや経済学的手法を駆使して現実をリアルに捉え、政策提言による食料・農業問題の解決を目指しています。学生Voice植物資源科学コース旧 食料生産科学科安達 一喜さん(平成29年度卒業)

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