繊維学部案内
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寝姿勢をリアルタイムに計測できる画期的装置を開発木の触り心地の研究FRONTIER TECHNOLOGY先端研究は面白い。吉田 宏昭 准教授先進繊維・感性工学科 感性工学コース日常生活を送る上で欠かすことのできない動作に関する感性計測と心地評価を行っています。私の手がけている研究は、日々観察して気づいたり、私自身が不便を感じたりしたところから出発しています。例えば、長野県では多くの方が普段から長靴を履いています。そこで、歩きにくい長靴に快適さを提供できないかと考え、長靴用インソールの共同開発を行いました。繊維は生まれてから死ぬまで24時間身につけている身近なものです。そういった身近なものを研究するということは、多くの人を直接的に幸せにすることができるということ。繊維を扱う学問領域は日本にはほとんどないということが、逆に唯一という強みになっている学部、それが、繊維学部です。ここには、人々の暮らしに貢献し、役立つことができる、大きな可能性が眠っているのです。日常の気づきから研究は生まれてくる。企業と共同開発を行った長靴用インソールDaily life isthe origin ofour research.14

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