NOW105_web
12/20

「対日理解促進交流プログラム」は、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどの国々へ将来を担う人材を派遣もしくは招へいし、日本への理解を深めてもらおうという、外務省が実施する国際交流事業のひとつです。そのうち、「カケハシ・プロジェクト」は北米地域を対象としたプログラムです。 カケハシ・プロジェクトは、海外に身を置くことにより、日本との違いや日本の海外における立場や強みを理解することで、学生達の様々な「気づき」につなげることも目的のひとつです。そのため、事前準備から現地での活動、そして現地での学びを帰国後にどう活かすか、という「アクションプラン」を参加学生自ら主体的に計画、実施することが求められました。信州大学は学生時代の海外経験や国際交流経験を重視しており、平成28年度カケハシ・プロジェクトに応募、全国23大学のひとつとして採択されました。そして平成29年2月8日~15日の7泊8日の日程で、応募者82名から選抜された23名の学生と2名の引率教員・職員がアメリカ・シアトルの小学校や高校、大学を訪問。チームごと工夫を凝らしたプレゼンやパフォーマンスに臨みました。それだけでなく、現地の日系人が創業した「宇和島屋日本スーパー」など、日本とアメリカとのつながり、また日系アメリカ人たちの歴史について触れる機会も設けられました。「日本」を伝える「カケハシ・プロジェクト」。その目的と意義 平成29年2月8日、信州大学の学生23名がアメリカ・シアトルへ向かいました。外務省が進める対日理解促進交流プログラム「カケハシ・プロジェクト」の派遣団としての渡航でした。彼らの使命は、派遣国の人々に日本の魅力を最大限アピールすること。そして、プログラム中に学んだ知識や経験から自分たちなりのアクションプランをまとめ、帰国後も実践し、伝え広げていくこと。学生達はこのプログラムの中で何を見て、何を感じ、そして何を学んだのでしょう―。帰国後の平成29年4月8日にその報告会が開催され、学生達の思いと気づきが述べられました。現地での様子や報告会での発表も交えながら、学生達が挑んだ「カケハシ・プロジェクト」について、ご紹介します。(文・柳澤 愛由)アメリカ合衆国シアトル世界と日本の「架け橋」に!世界と日本の「架け橋」に!外務省対日理解促進交流プログラム外務省対日理解促進交流プログラムカケハシ&信大生プロジェクト11

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る