2017環境報告書
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23松本キャンパス松本キャンパスは、ユニットと呼ばれる4つの部局から成っています。昨年度は、バガスモールド・リサイクルバザー・環境教育・電力調査(2017年度からは美化ユニットへ移行)の4つに分かれていました。それぞれのユニットにはテーマがあり、それに基づいた企画を作ったり、それを運営したりしています。また、ユニット活動以外にも、月ごとにイベントへ参加したり、通年企画を行ったりしています。ユニット活動■ バガスモールドユニットバガスモールドとは、サトウキビの搾りかすを原料とした土に還るお皿です。これを信州大学の学園祭で使い、それを土に還す実験をこのユニットが行いました。最終目標は、学園祭でこのお皿を大規模に導入することです。使用したたくさんのお皿を土に還すことで、ごみを減らすことを目指しています。そのためのステップとして、今年度は委員会のブースのみでバガスモールドを使用し、それを土に還せるかどうかを確かめました。今年度の実験では結果が出なかったため、来年度も引き続き実験していきます。■ リサイクルバザーユニットこのユニットの企画・運営により、2月4日に大学内でバザーを開催しました。バザーには目的が3つありました。1つ目は不要なものを再利用すること、2つ目は物を大切に使う意識をもってもらうこと、3つ目は地域の方々に環境活動に興味を持ってもらい、連携のきっかけをつくることです。バザーには約110人の方が参加してくださり、この収益はWWFジャパンという環境保全団体に寄付しました。服やおもちゃ、本など多くのものを回収し、売ることができました。大学内のサークルも協力してくれ、とても楽しい場にすることができました。■ 環境教育ユニット子供向けワークショップの企画を行うユニットです。安曇野環境フェアという地域の環境イベントに参加したり、リサイクルバザーの中で環境教育ブースを出し、ごみ分別ゲームやエコバッグ作りをしました。また、小学生の通学合舎に参加し、卵の殻や使い終わったペットボトルやビンを使ってスノードームを作るワークショップを行いました。これらの活動を通して、資源の大切さを子供たちに学んでもらいました。■ 電力調査ユニット(2017年度、美化ユニットへ移行)このユニットでは、大学内の無駄な電力やガスの使用を発見し、これを改善するよう働きかける活動を行いました。まず始めに、大学内で使われている電球の種類を調べました。次に、各施設の一日の電力消費量、月ごとの電気や都市ガスの消費量の変化などを調べました。その結果、7~8月と12~2月で最も多くの電力を消費していることがわかりました(グラフ参照)。その原因は冷暖房だと考え、エアコンの集中管理を学長に訴えたり、節電を呼びかけるポスターを作って学生にも呼びかけたりしました。また、「節電大富豪」という節電を意識してもらうためのカードゲームを作りました。各キャンパスの環境学生委員会活動について特 集

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