人文学部
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654年生福田博晃-日本史 卒業論文以外の卒業に必要な単位は, 3年生までに取得済みです。そのため現在は, 卒業論文を指導してくださる先生の授業のみ履修しています。 私は2年次に多くの授業を履修していました。期末はレポート, テストに追われて大変でしたが, そのため現在卒業論文の執筆や就職活動に専念できています。 先を見越した履修計画を立てることが大切です。Student Life 私は日本史を専攻しています。所属するゼミでは, 松本藩主についての史料をテキストとして, それをもとに報告を行なっています。報告では, 藩主の幕府役人としての性格や領主としての性格などを明らかにしています。疑問点に対する解答があるわけではないので, 自身の仮説の明確な答え合わせができません。仮説を証明していくために, 様々な資料や先行研究を用いて, 納得のいく答えを導き出す必要があります。その過程で先生や他のゼミ生との議論から自分なりの解答が見えてくることがあります。 大学では高校までの歴史とは異なり, 自分自身が主体的になって歴史を学ぶことができます。またその他にも, 先生の調査に同行させてもらったり, 夏休みにゼミ合宿を実施するなど大学の外でも学びの機会があります。人文学部に在籍しているからこそこのような活動に参加でき, 学びの方法や学びの姿勢だけでなく, 多くの経験が得られます。これらの経験は学生生活の中でも得難いものです。 もちろん勉学だけではなく, 息抜きも必要です。私の場合は, 日本史分野の人たちで飲み会をしたり, 小説を読んだり好きなことをして息抜きをしています。 大学生は時間があるように見えて, その実あまり時間がないというのが私の所感です。勉学においても趣味においても, なにを選択して, なにを選択しないかを慎重に見極めて, 充実した学生生活を送ってみてください。

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