Shinshu University Social Responsibility Report 2016-2017
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SHINSHU UNIVERSITY SOCIAL RESPONSIBILITY REPORT 2016−201723 Linkage 9次世代農業の可能性を拓け!加速するアグリビジネス分野への進出2015年11月に東京ビッグサイトで開催された「アグリビジネス創出フェア2015」に出展しました。信州大学が持つ最先端の技術シーズは、来場者から大きな関心を集めました。◦栄養機能性を富化した加工米玄米の栄養価を胚乳(精白米)に移行する技術を考案。米の市場開拓に向けて白米や介護食のような形での活用が期待されます。◦「ながのブランド郷土食」酵素処理によりリンゴ果皮から抽出された赤い色素を利用した「まるごとりんごジャム」や企業と共同開発した「えのきパイ」などを試食販売しました。◦ホウレンソウの自動収穫ロボット柔らかさのため機械化が難しかったホウレンソウについて、刈り取り時の土の動きを解析し、茎や葉を傷めず収穫できる最適な動きを実現しました。◦「潜熱」を利用した蓄熱材新開発の蓄熱材による園芸施設の冷暖房の省エネ化を目指しています。ホウレンソウ自動収穫ロボット10「大学は美味しい!フェア」で食の取組をPR2016年5月に新宿高島屋で開催された第9回「大学は美味しい!!」フェアに出展しました。9回目の参加となる今回は、工学部、農学部、繊維学部、教育学部の各研究室、学生らが開発に関わった16種類の商品を展示販売しました。中でも、2016年3月に販売を開始した教育学部発の「ブナの実羊羹」は、その珍しさやパッケージのかわいらしさから、多くの人の注目を浴びていました。ブナの原生林が残る飯山市で採取したブナの実を羊羹にのせたユニークなコンセプトを持った商品で、地域資源活用を目的とした教育学部のプロジェクトの中で開発したものです。また、遊休農地解消などを目指した、工学部と長野市との共同研究の中で生まれた発泡酒「ソルガムエール」も、本フェアで初お披露目となりました。その他、信大ならではの商品を販売し、その個性的なコンセプトや味に多くの方が足を止めてくださいました。連携フォーラム「我がふるさとの御柱」学術情報オンラインシステム「SOAR」のトップ画面「信大NOW」(左)と「信大病院21Cハミング」(右)11地元ケーブル局と連携フォーラム「我がふるさとの御柱」開催2016年2月、信州大学と日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会は、地域貢献・地域振興を目的とした連携協定のもと、4回目となる連携フォーラム「我がふるさとの御柱」を開催しました。今回は、7年に一度行われる諏訪の御柱祭の年にあわせ、長野県各地に伝わる「柱」にまつわる祭りについて、地元ケーブルテレビ局ならではの映像とともに検証しました。信州の地域文化の多様性や、祭りが地域に果たす役割について改めて見直す機会となりました。12学術情報オンラインシステム「SOAR」と冊子による「研究紹介」 「SOAR」は、信州大学の研究者の情報発信をサポートするための総合的なシステムです。研究者の研究業績、研究分野、論文や研究報告書などを公開しています。信州大学の全ての研究者の情報と研究成果を効率的に入手いただけます。また、最先端の研究を、写真や図でわかりやすく紹介した研究紹介冊子を発行しています。各々の冊子は、ホームページからデジタルパンフレットでご覧いただけます。13広報誌「信大NOW」、「信大病院21Cハミング」の発行 「信大NOW」は、信州大学の広報誌です。信州大学の特色あるニュースの中に、研究者の研究内容と人となりを織り交ぜて紹介するなど、信州大学の情報と気風をお伝えしています。1996年に創刊し、20年目の2016年7月に第100号を発刊しました。「信大病院21Cハミング」は、信大病院の患者さん向けの広報誌です。最新医療情報や研究成果をはじめ、病院からのお知らせやトピックスをお届けします。大学で発行している広報誌や刊行物は、ホームページにてご覧いただけます。加工米で試作した甘酒の試飲グラノーラ風「えのきパイ」大勢の方にお越しいただいた信州大学の出展ブースソルガムエールとっても貴重~ブナの実羊羹~「SOAR」:http://www.shinshu-u.ac.jp/soar/「研究紹介」:http://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/publication/#pamphlet04http://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/publication/SOAR研究紹介

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