Shinshu University Social Responsibility Report 2016-2017
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14SHINSHU UNIVERSITY SOCIAL RESPONSIBILITY REPORT 2016−2017Gentle6集団生活で自律心と他者への思いやりを学ぶ学生寮信州大学には、1年生限定の「こまくさ寮」と2年生以上が入寮できる学部ごとの寮があります。寮での生活は概ね寮生の自治により運営されており、集団生活ならではの経験が出来ると評判です。特にこまくさ寮では、全国各地から集まった学部も異なる1年生同士が相部屋で1年間生活することになり、自律心を養い、考え方の異なる他者への思いやりを学ぶ良い機会となっています。◦植樹祭への協力に対し、長野県から感謝状第67回全国植樹祭(2016年6月開催)に、信州大学から15名の学生ボランティアが参加し、県内他大学との連携のもと、8ヶ月に亘る準備期間を経て、当日は招待者の案内や地域紹介、式典会場内での来賓のサポートを行いました。本学学生の協力に対し、長野県から感謝状が贈られました。◦「まつもと空き家プロジェクト」松本市北深志の空き家を借りて2016年5月に「ロッピキ」をオープンしました。学生や住民が気軽に立ち寄れる世代を超えた交流の場所にしたいと考え、食事会など様々なイベントを企画しています。◦「まちなかキャンパスうえだ」オープン上田市の中心街、海野町に「まちなかキャンパスうえだ」が、2016年7月にオープンしました。上田市が設置し市内4大学(信州大・長野大・上田女子短大・長野県工科短大)が運営しています。大学の「知」や「人材」を活かし地域との協同活動を行っています。◦長野県内の学生が大学祭を通じて交流高等教育コンソーシアム信州に加盟する県内大学の学生が、遠隔講義システムを利用して、大学祭実行委員会の交流と合同企画を行っています。2016年は大学祭の合同リーフレットの作成や、webサイトやSNSによる広報、大学祭の企画などを連携して行いました。信州大学には、積極的に社会活動に参画する学生グループ・サークルが多数あります。その中の一部をご紹介します。10男女共同参画を積極的に推進これまでの活動が評価され、2015年の厚生労働省「均等・両立推進企業表彰」均等推進企業部門 長野労働局長優良賞をはじめとし、長野県「子育て支援企業知事表彰」などの様々な認証・表彰をいただいています。2016年4月には、新たに2名の女性役員を登用するとともに、これまでの男女共同参画推進室を男女共同参画推進センターに改め、体制の強化を図りました。また、2016年6月には、学長をはじめ57名の教職員管理職が「イクボス・温かボス宣言」を行い、職場を挙げて子育てや介護と仕事の両立ができる環境整備に取り組んでいます。今後、男女ともに能力と個性を発揮できる職場・研究環境の整備、ワーク・ライフ・バランスの向上など、さらに活動を加速させていきます。7信州大学の構内を全面禁煙に信州大学では2016年4月より構内の全面禁煙を実施しました。開始後、概ね良好に禁煙状態が維持されていますが、今後も継続して構内巡視や啓発活動を行い、禁煙状態を維持できるよう取り組んでまいります。また、喫煙をしない人材を育成し、社会に送り出すという社会的使命を達成できるよう、今後も学生・大学院生に対する非喫煙教育を徹底すると共に、禁煙サポートを行ってまいります。8キャンパス整備の指針キャンパスマスタープラン2012年度に策定したキャンパスマスタープランに基づき、安全・安心な教育研究環境の基盤を確保するために、キャンパス内の耐震化・バリアフリー化に取り組んでいます。2016年度には繊維学部講堂の耐震補強や医学部講義棟のバリアフリー化を行いました。今後、2017年度中にキャンパスマスタープランの見直しを行い、施設の有効活用の観点から、リノベーション等、施設整備を引き続き行っていきます。新入生328名が暮らすこまくさ寮(玄関及び男子棟)全面禁煙実施の構内掲示板設置リノベーション等を行い、教育研究環境の改善を図ります。(2016年に耐震改修工事が完了した全学教育機構)学長と女性役員らとの座談会(左から)岩井まつよ監事、浜野京理事、濱田学長、山田総一郎理事「まちなかキャンパスうえだ」合同ミーティング大学祭合同企画の記者発表9学生たちによる様々な社会活動「まつもと空き家プロジェクト」ロッピキの外観と運営メンバー「みなさんのご参加をお待ちしております」

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