Shinshu University Social Responsibility Report 2016-2017
13/28

12SHINSHU UNIVERSITY SOCIAL RESPONSIBILITY REPORT 2016−2017Global8グローバル教育推進センターの活動急速にグローバル化する現代社会に対応するとともに、大学全体の国際通用力を高めるため、2015年4月に「グローバル教育推進センター」を設置しました。新センターは、全ての部局を「グローバル」という観点で横断的に束ねる中核組織となり、教育研究のグローバル化を牽引していきます。2016年度には学生たちの国際通用力を高めるため、グローバル教育科目10科目を開講しました。今後、高年次教育や大学院教育への展開等も視野に入れ、本取組をさらに推進していきます。7世界から集い信州で学ぶ留学生世界43カ国から350名を超える留学生が学んでいます。約250名の正規生に加え、協定校から派遣された交換留学生、大学または大使館から推薦された日本語・日本文化研修留学生、日本語・日本学短期プログラムに参加する短期留学生も学んでいます。(2016年5月1日現在)留学生が学習成果を発表する修了発表会6短期海外研修プログラムの実施グローバル教育推進センターでは、英語学習だけでなく海外のビジネスや地域産業などについても学べるプログラムとして「短期海外研修プログラム」を企画しています。2016年には、25名の学生と2名の職員が23日間カリフォルニア州立大学チコ校に派遣され、カリフォルニアにおける地域活性化の体験型学習と実践英語研修プログラムに参加しました。各学部が企画する海外研修プログラムや交換留学等も加えると、毎年200名以上の学生が海外に派遣されています。カリフォルニア州立大学チコ校での研修4海外でのインターンシップを実施2015年度は13名の学生がビジネス英語研修及びインターンシップ・プログラムとしてベトナムに派遣され、ビジネス現場において求められる英語を学びインターンシップで実践力を養いました。2016年度も2月にベトナムでの研修を予定しています。また、2016年度は長野県大学生等海外インターンシップ支援事業により6名の学生が県内企業の海外拠点でのインターンシップを経験しました。ベトナムFPT大学での研修5楽しく英語を学ぶ、国内模擬留学体験プログラム 外国人スタッフと英語漬けの3日間を過ごす模擬留学体験「English Camp」が2016年5月にビレッジ安曇野で行われました。参加した学部1年次生31名と外国人スタッフ4名とで様々なアクティビティを行いました。英語学習の意欲を高めるとともに、学部を越えて一緒に切磋琢磨できる仲間と出会う大切な機会となりました。English Campで交流を深めながら英語を学びます。9外国語サロン・多文化交流サロンの開催人文学部では、言葉の壁を越えて世界の様々な文化とふれあい、自分たちの意見を発信できる人材育成を目指し、毎週、英語・中国語・独語・仏語のネイティブの講師との会話を楽しむ外国語サロンを開催しています。また、年に6回ほど、一般の方も聴講できる形で、多文化交流サロンを開催し、文学や歴史から食文化にいたるまで多様なテーマで、講演と懇談を行っています。2016年4月にはホセ・ルイス・ヒメネス・ガルシア氏に「スペインのシェリーワインと日本文化」の講演をしていただき、様々なシェリーワインの試飲とともに日本とシェリーワインのつながりを話し合いました。シェリーワインを紹介するガルシア氏(へレス映画協会会長)3海外との知的・人的交流を拡大・充実世界各国の大学・研究機関と国際交流協定を結び、相互に協力しながらグローバルに教育研究を推進しています。今後も、海外との交流を一層充実させるとともに、各協定に基づき、積極的な学術交流、学生交流を展開していきます。キルギス国際大学との交流協定調印式<最近の交流協定>◦キルギス国際大学 (キルギス共和国) (2016.10)◦医学部とドレスデン工科大学医学部 (ドイツ)(2016.10)◦国際学術交流協定一覧: http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/gec/  exchange/ (大学間交流協定:30ヵ国93協定、学部間交流 協定:26ヵ国76協定(2016年10月現在))信州大学の研究面の国際化を促進するため、2014年から教員の海外派遣や海外研究者の招へいを支援する事業を実施しています。本事業により、2016年9月までに、信州大学の研究者33名を17ヶ国に派遣し、海外の研究者4名を招へいしました。本事業の支援から、国際共著論文や国際会議・国際学会での発表、国際共同研究などの成果が生まれています。2研究者の国際学術交流を推進米国カリフォルニア州立大学デービス校Kjer教授を囲んでの研究ディスカッション(理学部東城研究室)

元のページ 

page 13

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です