信大NOW99号
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16平成28年度「信州大学連携コーディネータ研修」を開催しました平成28年4月8日(金)、15日(金)、「信州大学連携コーディネータ研修」を開催しました。この研修は、信州大学が金融機関の職員を連携コーディネータとして委嘱し、地域産業の活性化等のために、産学官金が連携して、大学等の研究成果の活用推進、地域企業の技術課題の解決などを通じて、社会貢献に寄与することを目的として平成23年度から毎年開催しています。松本市と長野市、2箇所の会場で開催され、12金融機関の職員が参加、297名に委嘱状の交付をしました。研修では、「信州大学の産学官金連携体制と連携コーディネータの役割」と題し、学術研究・産学官連携推進機構の草深克臣コーディネータから連携コーディネータの役割、連携体制などの説明を行った後、連携コーディネータの役割に関する理解を深めるためのグループワークを行いました。グループワークでは、「産学官金の連携により、これまでにできなかったどんな事が実現可能になると考えるか」といった具体的な課題に取組み、課題ごとに検討結果を発表していただきました。発表について、学術研究・産学官連携推進機構の中西弘充助教から総評を行い、連携コーディネータの課題などを共有しました。今後もこの研修会を重ね、数多くの連携コーディネータを委嘱し、社会貢献を推進します。 委嘱状授与式にて、委嘱状を交付する中村理事グループワークを行う会場の様子防災市民セミナー連携コーディネータについて説明をする草深コーディネータ中西助教からアドバイスを受けながらのグループワーク第2回防災市民シンポジウム「安心・安全の街をつくる~しなやかで美しい郷土のために~」開催報告平成28年3月5日(土)に信州大学地域防災減災センター主催で、第2回防災市民シンポジウム「安心・安全の街をつくる~しなやかで美しい郷土のために~」を松本市あがたの森文化会館講堂ホールで開催しました。天気にも恵まれ、会場には約80名の来場者を迎えました。一般市民が広く防災について考える機会として開催され、防災・危機管理に造詣の深い危機管理教育研究所代表の国崎信江氏をお招きし、「家庭や地域の防災対策~自分を・大切な人を守るために~」と題した特別講演が行われました。国崎氏は、阪神淡路大震災や東日本大震災での被害事例等を踏まえ、自助・共助の重要性を語りました。また、第二部のパネルディスカッションでは、松本市危機管理部長・嵯峨宏一氏、須高ケーブルテレビ株式会社 代表取締役・丸山康照氏、白馬村社会福祉協議会 生活支援相談員・柏原武幸氏、信州大学地域防災減災センター医療支援部門長・今村浩氏、信州大学繊維学部学生・大澤佑紀子氏の5名が自身の専門分野や体験から防災対策を語り、来場者からは「防災に向けて行動したい」といった前向きな感想が寄せられ好評でした。同会場では、信州大学の防災・減災に関する教育研究の成果のポスター展示や災害医療派遣チーム(DMAT)機材展示も行われ、そちらも来場者の注目を集めました。

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