環境報告書2016|信州大学
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 アクア・イノベーション拠点の概要や研究成果がわかる展示コーナーを2階に整備し、日常的に情報発信を行います。 アクア・イノベーション拠点の展示コーナーは、映像とパネル展示で取り組みを紹介しています。プロジェクトの概要をわかりやすく説明する導入ゾーン(中央)に加え、研究チームごとに最新の成果を紹介する個別パネル・映像を用意しました。毎月更新される拠点NEWSのコーナーもあります。また、アクア・イノベーション拠点以外の信州大学の研究を紹介するパネルも設置しました。 産学官の多様な人材が集う未来志向の対話型ワークショップ(フューチャーセッション)を頻繁に開催し、イノベーションにつながる革新的課題を特定します。 ワークショップ専用のスタジオとして、多様な意見を出し合うためのオーバルスタジオ、集中的な議論を行うためのスクエアスタジオを、2階フロアに設置しました。オーバルスタジオは円形のカーテンで仕切ることができ、98灯のLED照明がさまざまな色調による空間演出を行います。また、スクエアスタジオは天井に設置された四つのプロジェクターが、四方のスクリーンに別々の画像や映像を投影することができます。 250席を収容するセミナースペースも設置されており、成果発表会やシンポジウムなどの会場として利用できます。 各種の汎用測定・分析評価設備を完備した実験室やスーパーコンピュータシステムを用意し、参画機関による共同利用やレンタル利用ができるようにします。【スーパーコンピュータシステム】アクア・イノベーション拠点のために導入されたのは、富士通製の「PRIMERGY RX100 S8」16台によるPCクラスタと、スーパーコンピュータ「PRIMEHPC FX10」を組み合わせたシステムです。これにより、従来は処理性能的に困難だったナノカーボン膜の複雑な解析やシミュレーションが可能になりました。個別の機器の性能は表の通りです。【共有の測定・分析評価設備】カーボン膜の評価や加工などに向け、35種類の測定・分析装置が新たに導入されましたが、このうち一部の機器が共用として関係機関や企業などに開放されます。詳しくは、アクア・イノベーション拠点支援課までお問い合わせください。成果を紹介する展示コーナーワークショップスタジオとセミナースペース測定・分析評価設備と数値解析設備ワークショップ用のオーバルスタジオ(2階)信州大学に初めて導入されたスーパーコンピュータシステム(4階)ワークショップ用のスクエアスタジオ(2階)セミナースペース(2階)Auger分析装置飛行時間型二次イオン質量分析装置ICP質量分析装置6システムの構成PRIMEHPC FX10(スーパーコンピュータ)PRIMERGYRX100 S8(PCクラスタ)計算ノード数1216全コア数192256総メモリ容量(バイト)384Giga4,096Giga理論演算性能(フロップス)2.5Tera6.7Tera

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