人文学部案内2017|信州大学
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50Academic Staff比較言語文化コース || 中国語学・中国文学分野————————————————————准教授 | 伊藤加奈子[現代中国語学]現代中国語の共通語における文法構造の考察をしている。現在は日中対照分析による中国語と日本語の複文の差異や, 中国語の文成立に関わる副詞のあり方に関心を持っている。̶准教授 | 氏岡真士[中国古典文学]戯曲・小説に関わる諸問題を, 主な研究テーマとする。たとえば「三国志演義」や「西遊記」に代表される, 旧白話(近代以前の口語)小説の発展過程について, 芸能や出版との関係に留意しながら, 考察を進めている。比較言語文化コース || ドイツ語学・ドイツ文学分野————————————————————准教授 | 磯部美穂[現代ドイツ語学]テクスト言語学・認知言語学などの観点から, ドイツ語の造語法に関する研究を行っている。共時的な視点からだけではなく, 通時的に言語現象を分析することで, より多元的にドイツ語のしくみを解明していくことを課題としている。比較言語文化コース ||フランス語学・フランス文学分野————————————————————教授 | 吉田正明[フランス語学・フランス文学]近代フランス詩研究, 特にランボー, ボードレール, ヴェルレーヌ, ラフォルグなどの詩を中心とした19世紀後半のフランス詩人研究。また, 詩法の変遷や詩の韻律法といった詩の文法や, 近代フランスの民衆的シャンソンと文学との影響関係にも興味あり。̶准教授 | 鎌田隆行[フランス語学・フランス文学]生成批評の立場から十九世紀フランスの文学テクストに取り組んでいる。近年はバルザック『パリにおける田舎の偉人』や『セザール・ビロトー』の生成資料を主なコーパスとし, 自筆草稿や校正刷り等の検証を進めてきた。支持体の問題を視野に入れて, 文学作品の生成・流通・受容の関係を広く考察することを目指している。————————————————————英米言語文化コース || 英語学分野————————————————————教授 | 伊藤盡[英語史, 中世英語 / 北欧語文献学]中世初期イングランドにおいて英語話者と北欧語話者の間に見られた言語の融合過程を研究する。言語文化としての北欧神話や中世英雄叙事詩の文献学的研究, 『ロード・オブ・ザ・リング』のエルフ語研究も行っている。

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