人文学部案内2017|信州大学
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48Academic Staff准教授 | 髙瀬弘樹[認知心理学]複雑で多様な環境の中で, 人間はいかに意味のある情報を知覚し行為を組織化しているかに関し, 「人間–環境(他者を含む)」をマクロな協調システムとして捉える観点から, ダイナミカル・システム・アプローチを援用し実証的研究を進めている。心理学・社会心理学コース || 社会心理学分野————————————————————准教授 | 岡本卓也[社会心理学・グループダイナミックス・コミュニティ心理学]集団所属の心理過程を中心に, 集団と人の関係性について研究している。最近では, 居住地域への愛着が人々の行動に与える影響や, 景観に対する意識にも関心を持っている。また写真を用いた調査(写真投影法)の可能性についても検討している。̶准教授 | 清水健司[臨床心理学]恥感情に対して過剰に敏感な人は社会生活にて様々な制約を感じている。このように強い対人恐怖心性を持つ人々に関する実証研究に取り組んでいる。現在では, 特に自己愛傾向との関連性に強い興味・関心を持つ。̶准教授 | 長谷川孝治[対人社会心理学]自己評価がどのように形成され, それが精神的健康をはじめとする個人の適応状態をどのように規定するかについて研究している。特に近年は, 低自尊心者が友人や恋人に対して採る不適応な対人行動が, 他者からの拒絶を引き起こす過程について検討している。————————————————————歴史学コース || 西洋史分野————————————————————准教授 | 佐藤真紀[フランス近代史]フランス革命期の社会を人的結合関係からみることで, 大衆にとっての「革命」とは何であったのか, あるいは, ブルジョワジーにとっての「革命」とはどのようなものであったのかということを考える。̶准教授 | 黒田祐我[地中海世界史]異なる文化・文明が交流し続けた地中海世界の歴史に関心を持っている。特に専門としているのは, 中世のスペインにおける異教徒間(キリスト教徒・イスラーム教徒・ユダヤ教徒)の交渉史。専門とは別に, 現代スペイン社会の諸問題, そして我々全員にとっての喫緊の課題であるヨーロッパ・イスラーム関係を, 歴史的な視点から広く考察してみることにも関心を寄せている。歴史学コース || 東洋史分野————————————————————教授 | 久保亨[中国近現代史]日本の25倍の広さに10倍以上の人が暮ら

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