ミッションの再定義に基づく教育研究の高度化・機能強化|信州大学
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45 副担任制度による修学支援など 研究成果が教育カリキュラムに反映され、「大学生基礎力ゼミ」の開講コマ数が年々着実に増加しており、受講希望者は恒常的に定員を大幅に上回って推移している。今後は教育の質の評価方法を検討し、人間力や教養教育の成果の可視化を行うための評価方法の構築を目指す。また、6年一貫教育において必要とする教養教育についての研究を推進し、信州大学モデルの確立を目指すとともに、分野の枠にとらわれない学際性を持ち合わせた領域横断型の新たな研究ネットワークを構築する。その際、研究により得られた知見を教育並びに地域貢献に役立てる。また、地域の課題解決・文化の発展に組織的に取り組む。― 5.その他 ―多様な専門分野の教員で構成される組織のメリットを活かして市民開放授業の中核となって市民を受け入れているほか、地方自治体の首長等を講師として地域社会の課題を学び、考える公開講義「フレッシュキャンパスセミナー」や出前講座での出張講義など、地域の生涯学習への要請に応えている。― 3.修学・学生支援 ―履修に直接関わる修学支援として「大学生基礎力ゼミ」を開講している。学習を行う上で生じる問題に関わる修学支援として、副担任制度を利用した入学式前の「全学教育機構新入生ガイダンス」を開始したほか、グローバル意識醸成のための留学生との交流などを促す能動的学習の場として「学生コミュニケーション・スペース」を新設した。新入生ガイダンスの実施により、ほぼ全ての新入生が入学式前に履修要件等をホームページで確認するようになり、履修要件を踏まえた上での具体的な履修計画等に関する学生相談が増加する等の効果が表れた。さらに新入生ガイダンスの効果を高めることにより、初年次教育を中心とした共通教育の円滑な展開と、学生からの相談にきめ細かく対応できる修学支援を行っていく。― 4.研究 ―他部局との連携により、初年次教育、教養教育、教職教育等における教育手法に関する開発等の組織的な研究体制を推進している。

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