ミッションの再定義に基づく教育研究の高度化・機能強化|信州大学
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39 バイオマテリアルを利用した教育と地域連携 蚕、野蚕、桑など、わが国の貴重な繊維生物遺伝資源を保存管理し、学生の教育や公共の研究材料として役立ててきた。特に桑品種は約480品種に及び、わが国の農学系大学の中でも最大規模である。地域における環境保全型社会の実現および人材育成に寄与するため、NPO法人、市民団体、民間企業等と連携した活動に取り組んできた。(URL…http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/farm/research/06.html) アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)の教育関係共同利用拠点認定 強みや特色、社会的な役割― 1.前文 ―信州大学では、信州の豊かな自然と文化の中で、自然環境の保全、新しい学術・文化の創造、人々の健康と福祉の向上、地域及び全国の産業の育成と活性化を目指して教育、研究及び社会貢献に取り組んでいる。農学分野では以下の強みや特色、社会的な役割を有している。― 2.人材育成像 ―農学の有するフィールド科学や生命科学など広い学際領域性を背景にした教育と研究の実績を生かし、環境と調和した食料の生産、機能性食品開発、バイオマテリアル利活用などの分野に関する総合科学的思考力や創造性を身につけた高度な専門人材育成の役割を果たすとともに、21世紀における食と緑にかかわる先端科学技術を開拓できる研究能力を有する先導的な人材の育成の役割を果たす。― 3.教育改革の方向性 ―機能性食品開発人材養成プログラムや、フィールド体験を生かした教育プログラムなど特色ある教育を進めてきた実績を生かし、農学生命科学の分野でグローバルに活躍できる人材を育成する学部・大学院教育を目指した不断の改善・充実を図る。

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