ミッションの再定義に基づく教育研究の高度化・機能強化|信州大学
37/48

36 社会人学び直しプロジェクト 精密工業の活性化を目指した「諏訪圏:人材養成」プロジェクト、食品産業の活性化を目指した「長野地域:ながのブランド郷土食」プロジェクトの二つが文部科学省「地域再生人材育成拠点の形成」事業に採択されるとともに、多摩川精機(株)寄附講座による「飯田地域:モバイル制御技術者育成」プログラムが実施され、地域の技術系社会人を対象とする大学院修士課程・博士課程社会人学び直し事業を展開してきた。 信州技術系社会人育成プログラムの推進 諏訪圏、長野地域、飯田地域の社会人対象人材育成事業を一体化して運営する「信州技術系社会人育成プログラム」を平成24年度からスタートした。本プログラムは自治体、地域企業、長野県工業技術総合センターや産業技術総合研究所との連携で実施され、一般社会人を対象にした特別の課程を3地域で実施し、地域の多様なニーズに対応した社会人学び直しの機会を提供していく。 国際ネットワークの充実 欧州繊維系大学連合(AUTEX)を中心とした国際ネットワーク50以上の大学、研究機関、海外企業と交流協定を締結し、繊維・ファイバー工学分野における国際交流を進めてきた。平成24年には、欧州繊維系大学連合(AUTEX)に加盟し、情報収集と情報発信を行ってきた。また、ダブルディグリー制度の活用などで学生の受入と派遣を進めてきた。 日本のオンリーワンから 世界のベストワンへ提携大学等を今後とも拡大していき、国際ネットワークの充実を図っていく。そのネットワークの中で、教員・学生の交流、研究の連携を図り、将来的には教育カリキュラムの連携に関しても検討していく。7工学分野(工学部、繊維学部)の機能強化の取り組み― 6.社会人学び直し ―地域の産業界の要請に応え実施してきた「信州・諏訪圏精密工業の活性化人材の養成」、「ながのブランド郷土食」、「モバイル制御技術者育成コース」などの技術系社会人を対象とした大学院修士・博士課程教育プログラムの実績を活用し、社会人の学び直しを推進する。― 7.その他 ―欧州繊維系大学連合(AUTEX)を中心とした世界の繊維大学との教育研究連携を通して国際ネットワークの充実を図る。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です