ミッションの再定義に基づく教育研究の高度化・機能強化|信州大学
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33― 4.研究推進の方向性 ―知的クラスター創成事業によって培われた、複合材料、有機工業材料、無機工業材料、高分子・繊維材料、感性情報学・ソフトコンピューティング分野などの高い研究実績を生かし、医学・農学系の知見も活用しながら先端的な 原子・分子から感性評価まで ファイバーの原料であるバイオリソースや合成高分子に関する原子・分子レベルの研究、新たなファイバー素材の調製、ファイバーの階層化による織物、編物、複合材料の機能化、製品の感性評価、感性を組み入れた製品の開発など、ファイバーに関するすべての工程の研究に取り組んできた。 カーボンナノチューブ研究プロジェクト 知的クラスター創成事業等で培ってきたカーボンナノチューブ技術で高い成果を獲得し続けている。「エキゾチック・ナノカーボンの創成と応用プロジェクト」を経て、「国際科学イノベーション拠点整備事業」に採択された。安全で安心な水の確保という世界的課題の解決に向けた「世界の豊かな生活環境と地球規模の持続可能性に貢献するアクア・イノベーション拠点」にも採択され、産学官連携の研究活動をスタートした。 世界水準の複合材料、高分子・繊維材料、水浄化・水循環再利用の分野での高い評価 研究を推進していく。カーボンナノチューブの技術を核として、安全な水の確保という世界的課題の解決に向け、効率的に水を浄化するナノカーボン膜の創製や、水を循環再利用する制御システムの開発などに展開する研究拠点機能を強化していく。

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