ミッションの再定義に基づく教育研究の高度化・機能強化|信州大学
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23― 3.社会連携 ―長野県と連携し、県内の地域医療を担う医師の確保及びキャリア形成を一体的に支援し、医師の偏在解消に貢献する。 長野県の信州医師確保総合支援センターと連携(地域医療推進学講座) 長野県の医師確保等総合事業として、信州医師確保総合支援センター信州大学医学部分室が開設され、地域医療を担う医師のキャリア形成を支援しながら、その確保及び定着を図ると共に総合的な医師確保対策を実施し、医師の偏在解消を目指している。(URL http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/medicine/chair/i-chiikiiryo/) 包括的がん治療学講座、信州がんセンターの設置 医学部と長野県がん診療連携拠点病院である附属病院の信州がんセンターは互いに連携し、卒前、卒後一貫教育を通じて県内にがん専門医の輩出を目指す教育指導体制を構築した。また長野県内の地域がん診療連携拠点病院との関係を強化し、医師等対象の高度ながんに関する研修の実施および人材交流を行い、がん専門医育成に向けた教育・研修の基盤とした。これにより、従来臓器特異的に行われてきたがんの教育、診療体制から、臓器横断的に対応できるがん専門医を育成し、がん医療の医師偏在の解消に貢献する。さらに基礎・臨床研究の連携を強化させ、学術研究の推進を図る。これらにより、県民に最良のがん医療の提供と、全国的にがん制圧に向けた情報発信を行う。併せて、信州がんセンター内に「緩和ケアセンター」を充実させ、より良い緩和医療の提供と教育指導体制を目指している。

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