2012環境報告書
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附属中学校の活動3附属特別支援学校の活動4① 資源の節約、再利用(写真1)② リサイクル活動(高等部)(写真2)③ 自然を生かした環境づくり~校庭全面芝生化~(写真3)ヒューマンウイーク期間中の総合的な学習で行う環境問題に対する取組み② 地域の環境美化活動●長野県下の学校で初めてユネスコスクールへ登録され、学 校全体で「地球規模での持続発展教育活動」を行っていま す。また、同スクールには東日本大震災で被災した学校も あり、生徒会代表者と教員が義援金など持参して訪問し、 同校の生徒達を激励し親交を深めました。(写真1)●毎年秋、恒例の松本城清掃を全校生徒・教員・学部生も 参加して実施しました。文化遺産の大切さを理解すると ともに地域に貢献しています。(写真2)●環境保護に関する学内外の作品のコンクールには多数の 生徒が応募しており、上位入賞者も出ています。■ 附属松本中学校の活動 長野中学校では、1年生が「ヒューマンウイーク」期間中(7月第2週)の総合的な学習の時間の中で、環境問題に関する今日的な課題を自分の問題として受け止め、問題に対する自分のあり方を見いだすことを目的に、環境にかかわる講演会や学校内外での調査・研究を行い、発表しています。(写真1) 平成23年度は、「大気中の二酸化窒素の濃度を測定する」、「ショッピングセンターにおけるエコバッグの利用状況を探る」など8つの講座に分かれてワークショップを行いました。(写真2-1、2-2) 調査結果は、参観日に保護者を対象に発表したり、学習発表会で地域の方に紹介したりしました。 長野中学校では、6月に地元企業(富士通(株))と合同で地域の環境美化活動を行っています。この活動は地域の美化活動を通して近隣地域の一員であるという自覚を高めることを目的に,学友会が企画し、これまで10年間以上継続して実施しております。(写真3)■ 附属長野中学校の活動 特別支援学校では、生活単元学習の花壇作り、栽培活動等で灌水に「雨水」を利用したり、給食の残さいや落ち葉・雑草から作った堆肥を使ったりすることに取り組んできました。そのことにより児童・生徒に水道水を無駄に使わない意識が生まれてきています。職員も化学肥料を安易に使わないようにする意識をもっています。 また、生徒会活動では、水道水や電気の節約を呼びかける表示を校内各所に行ったり、節約を呼びかけたりしています。ヒューマンウイーク期間中に学校内外で調査・研究を行った結果を発表 (写真1)大気中の二酸化窒素の量を調査(写真2-1)ショッピングセンターにおけるエコバッグの利用状況を調査(写真2-2)地域の環境美化活動に参加(写真3) 高等部の作業単元学習では、製品作りに廃材、廃紙、粘土屑等を積極的に再利用しています。例えば、木工班では木工所より出た廃材を製材し利用しています。製品作りの過程で出た木片もできる限り補助具を作る際に利用しています。手工芸班では、各家庭から出た布の端切れをできる限り利用するようにしています。陶芸班では、製作過程で出た粘土屑を、水につけて再生し、再利用するようにしています。雨水貯水庫ユネスコスクールへ登録(写真1)恒例の松本城清掃(写真2)節電を呼びかける表示 自然を生かしながら校庭を児童生徒の親しみやすい場所にしたいという願いから、校庭を全面芝生化する活動に取り組みました。PTA作業で、千曲川リバーフロントの廃芝(コア)を砂と混合し、校庭全面(約4、500㎡)に敷きならす活動を行いました。その後は、障害のある子どもたちの生活する学校で除草剤を使用することは望ましくないと考え、芝刈りをこまめに行いました(週2~3回程度)。その結果、除草剤をまったく使用しない無農薬での管理に成功しました。芝生化された校庭は本校児童生徒にとって親しみのある場所になり、休み時間や授業において積極的に活用されるようになりました。また、学校周辺の地域住民も地区運動会、球技大会等で本校校庭を利用し、親しまれる校庭になってきました。資源の節約、再利用(写真1)廃材を活用する木工班での製作粘土を大切にする陶芸班の製作リサイクル活動(高等部)(写真2)校庭で遊ぶ子供たち地域住民の運動会に校庭が利用校庭の芝生化(写真3)①37

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