2012環境報告書
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2-3 エコキャンパスへの取組み 教育学部附属学校園は、附属幼稚園・小学校・中学校及び特別支援学校からなっており、多くの園児・児童・生徒が学んでいます。児童・生徒や教師さらには保護者も、学校園内での授業や清掃、児童会・生徒会活動、PTA活動、地域社会での事業などを通じ、普段から「身近な環境と地球の環境を守る」ための様々な活動に取り組んでいます。教育学部附属学校園のエコキャンパス活動附属幼稚園の活動■ 附属松本小学校の活動■ 附属長野小学校の活動1附属小学校の活動2●家庭と連携した不要品のリサイクルと園内での活用は園 児や保護者に浸透しています。リサイクル品は、普段の 園児の遊びで様々な形で使われるとともに夏の幼稚園祭 などでも活躍しています。 これらの活動を通して、園児、さらに保護者も物を大切 に、無駄なく使うための工夫と心掛けを学んでいます。●教職員は毎朝、園周辺の歩道を清掃し、身近な環境保護 活動を実践するとともに地域にも貢献しています。●エコキャップ収集活動は、校園間・学部や松本キャンパ スにも広がりを見せ、年間で約300㎏を集め、松本市 社会福祉協議会へ届けています。その結果、約150人 分のポリオワクチンを開発途上の国々へ送ることができ ました。●PTAによる本のリサイクル活動も年間2回に増え、 他の校園の協力を得ながら定着してきています。●環境省の大気汚染物質の調査では、多数の児童が、検 診を受けることにより、協力しています。また、観測 装置も校内に設置されています。(写真1)●環境保護に関する学内外の作品のコンクールには、多 数の児童が応募し、好評価を得ています。●毎朝、教職員及び児童による小学校周辺の歩道を清掃 し、身近な環境保護活動を実践するとともに地域にも貢 献しています。(写真2) 全校児童・職員が、給食の牛乳パックをまとめ、リサイクル活動を行っています。また、児童会では、ペットボトルキャップ、古本の回収活動を行っています。(写真1)①植物栽培活動花を育てる活動、ケナフ栽培(写真2)・ケナフ炭作り、稲栽培・収穫・販売、里芋栽培(芋煮会用の里芋を東北地方に届ける)(写真3)、野菜(大根、サツマイモ、トマト、キュウリ等)栽培②動物飼育活動 ヤギ飼育…小屋作り、清掃、餌の調達ミニブタ飼育…小屋作り、清掃、餌の調達ウサギ飼育…小屋の修理、清掃、餌の調達ニワトリ飼育…小屋の修理、清掃、餌の調達、卵販売羊飼育…小屋の修理、清掃、餌の調達アイガモ飼育…アイガモ農法、小屋作り、餌の調達養蚕…織物作り、古代茜染め、オカヤドカリの飼育③環境保持活動 地域・学校周辺のごみ拾い、分別・処理④自然体験園の整備⑤校外学習 志賀自然教室・原生林の散策・エコサミット参加⑥東日本大震災に学ぶ節電の必要性、クリーンエネルギー、発電と蓄電① リサイクル活動 各部屋に「節電」「節水」ラベルを表示し、節電・節水に取り組んでいます。環境配慮活動チェックシートを作成し、月初めに自己点検をしています。また、地下水を利用して、稲をはじめ、農作物の栽培を行っています。② 節電・節水への取り組み 分別ボックスを用意し、ごみの分別、紙の再利用(裏紙使用)、段ボール・新聞紙・不用紙の再資源化に努めています。③ ごみの分別活動 堆肥場を設置し、構内外の落ち葉や刈った草等を入れ、堆肥を作っています。それを植物の栽培に利用しています。④ 堆肥作り 環境教育を視野に入れた活動を行っています。具体的には、以下のような活動を行ってきました。⑤ 環境教育幼稚園祭リサイクル品を届ける保護者小学校周辺の歩道を清掃(写真2)ケナフの栽培(6年2組)(写真2)里芋の栽培(東北に届ける 4年2組)(写真3)環境省の大気汚染物質の調査(写真1)リサイクル活動(ペットボトルキャップ)(写真1)36

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