2012環境報告書
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2-1 環境教育環境マインドの醸成 本学の「環境マインド」教育は、単に理念や理論の教育だけではなく、教職員と学生が協力してエコキャンパスを構築し、その継続的改善という実践行動を通じて、環境問題に対する解決能力の育成を目指しています。本科目群は、私たちが暮らす信州の自然・文化的環境への興味や関心を深め、現代社会が直面している環境問題を科学的に理解し、また問題解決に向けて積極的な行動に結びつくことを目的にしています。●地球環境の歴史●環境~その人文・社会科学的アプローチ●自然災害と環境●自然環境と文化●NHKビデオで学ぶ地球環境の歴史●農山村と環境●地下水の環境科学●環境変動と森林●宇宙放射線と環境●環境問題のしくみ●環境科学入門●文系学生のための野外地質学ゼミ●環境マインドを現場で体験するゼミ●環境問題を化学者と考えるゼミ●上高地ゼミナール環境科目群の授業題目一覧環境の構造と動態1題目名信州大学の全ての学生は共通教育科目の内、教養科目の環境科学群から、最低1題目(2単位)以上を履修します。●環境社会学入門●熱帯雨林と社会●環境文学のすすめ●地球環境と災害●環境と緑の文化●人とすまい●森林科学概論●ビジネスと環境●信州の環境と社会●環境とは何か? ~環境倫理学入門~●生態資源論ゼミ●アジア環境白書ゼミ●自然活動論ゼミナール●自然と人間を考えるゼミ●環境心理学ゼミ環境と社会2題目名●環境と生活とのかかわり●ライフサイクルアセスメント入門●グリーンテクノロジー ●自然環境マイスターによる環境保全活動の実践●森林サイエンス●環境配慮素材と自然エネルギー●材料の科学と技術(エネルギー・環境分野)●材料の科学と技術(情報・バイオ分野)●技術とエネルギーの入門ゼミ(技術・環境分野)環境と技術3題目名31 地球そのものや地球環境をめぐる問題を扱いますが、大気汚染や水質汚濁、野生生物保全、自然再生、資源枯渇、気候変動、原子力発電、廃棄物・リサイクル、地震予知などの個別の問題についても学びます。いずれの授業題目も基本的な人間と環境のあり方について考えます。 人間および環境の問題を、文化や芸術、倫理、ビジネス、心理、社会、国際協力など多角的な視点からアプローチし、皆さんの視野を広げ、問題発見・解決能力を養います。環境問題を歴史という時間の流れの中で考え、地球環境と地域環境を相互に関連づけて捉えます。 環境への負荷の少ない持続可能な発展を維持し、循環型経済社会システムを構築するため、顕在化している種々の環境問題を早急に解決していかなければなりません。地球環境への負荷を減らす視点やライフサイクルの視点から、環境と科学技術の新たな関わり方を考えます。

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