H22全学教育機構
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全学教育機構には、さまざまな専門分野の教員が約50名おります。このほかに、各学部に所属する教員や非常勤講師などにより、約1,200の共通教育科目の授業を開講しています。全学教育機構教員紹介(平成22年4月1日現在)環境マインド教育部門小林 充 教授環境影響評価(ライフサイクルアセスメント、カーボンフットプリント、環境ラベル)「ライフサイクルアセスメント入門」では、製品やサービスの資源採取から廃棄・リサイクルに至るまでの環境影響評価手法やカーボンフットプリントを修得します。「環境と生活とのかかわり」では、企業等から発信されている環境ラベルや環境情報について理解を深めます。金沢 謙太郎 准教授環境社会学(ポリティカル・エコロジー論、生態資源論)「環境社会学入門」では、環境問題や環境運動、環境文化に関する社会学的研究領域から解説します。「熱帯雨林と社会」では、熱帯産資源の採取に伴う問題を考えます。他に「英語で読むアジア環境白書ゼミ」や「生態資源論ゼミ」も開講しています。人文・社会科学教育部門橋浦 史一 教授文 学(日本近代文学)「漱石『こころ』を読む」では、夏目漱石の作品内容の読解を通じて、また、「藤村『破戒』について」では、島崎藤村が小説家として文壇に認められるまでを考察することによって、日本近代文学の作品理解を深めます。石神 照雄 教授日本語学(文法論・意味論)学校教育で学んだ国文法(ことばのきまり)から、今日的な日本語研究へと認識の拡大を目指す「日本語文法論」や、日本語で暮らす我々の意識と表現の関連を追究する「現代日本語論」などを開講しています。松岡 俊裕 教授文 学(中国文学)「中国古典小説」では、『水滸伝』の読解を通じて中国古代の文学と社会について、また、「中国近代小説ゼミ」では、中国の文豪魯迅(ろじん)の小説の読解を通じて中国近代の文学と社会について、それぞれ理解を深めます。橋本 純一 教授社会学(スポーツ社会学、スポーツ文化研究)「スポーツ観戦文化論」では、スポーツ観戦を文化として捉え、その望ましいあり方について、また「現代メディアスポーツ論」では、テレビや新聞等のメディアにおけるスポーツについて、クリティカルな視点から検討・理解します。分藤 大翼 准教授文化人類学(映像人類学、アフリカ地域研究)「映像・人類学」では記録映画を視聴することを通じて異文化と自文化への理解を深めます。「自然環境と文化」では自然と密接に関わりながら生活している人々の文化を、また「アフリカ文化論」では、アフリカ文化の可能性と課題について紹介しています。小山 花子 講師 政治学(政治思想史)「哲学と政治」や「民主主義について」では、生活の中にある身近な事例から政治や哲学の難しい理論について少しずつ学んでいきます。「アーレントを読むゼミ」や、「新聞をつくろう!」ゼミも開講しています。●環境マインドの育成 環境問題解決のため、大学における環境教育の必要性が増し、実務能力の高い環境人材養成が求められています。そこで、信州大学では、平成13年の長野(工学)キャンパスにおける環境マネジメントシステム(EMS:Environmental Management Systems) (ISO14001)認証取得を皮切りに、すべてのキャンパスでEMS の構築に取り組んでいます。平成16年度には、文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム(教育GP)」に採択され、環境に配慮した意識と生活者としての環境マインドをもった人材の養成を、全学として目指すこととなりました。 平成19年10月には、全学教育機構がある松本キャンパスでEMS 認証を取得し(医学部及び附属病院は認証取得準備中)、すべてのキャンパスで認証を取得しました。 信州大学の全学部の学生は、「環境と人間」に関する科目を最低1科目修得することが求められます。4School of General Education
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