副学長（医療人材養成担当）

令和3年10月1日付で、副学長（医療人材養成、保健管理担当）を拝命いたしました。信州大学は長野県内唯一の医学部を有する総合大学です。医療人材養成並びに保健管理という重要な業務を担当することになったこと、その責務の重さを感じております。学内外の皆様のご協力とご支援を頂きながら、本学の発展の為に全力を尽くす所存です。

医療人の養成について、これまで医学部では「高い倫理観と豊かな人間性を有し、かつ科学的根拠に基づく適切な判断能力と問題解決能力を有する医療人の育成」を目標の一つに掲げ、医学・保健学教育を行って参りました。その目標を達成するため、医学・保健学に関する知識や技能だけでなく、医療人としての態度やコミュニケーション能力の修得にも重きを置いたカリキュラムを編纂し、数多くの優れた医療人を輩出して参りました。これからもこの方針に則って、医療人を養成いたします。また今日、医療人の養成におけるシミュレーション教育の重要性が指摘されています。さらに、新型コロナウイルス感染症パンデミックに直面し、感染症に造詣の深い医療人の養成も喫緊の課題です。これらに対しても全力で取り組む所存です。

一方、学内教職員・学生を対象とした保健管理については総合健康安全センターと連携して取り組んでいく所存です。さらに、保健学科に設置された地域保健推進センターを中心にこれまで取り組んできた行政機関と連携した保健指導体制の確立や、健康講座等の開催を通じた地域住民の保健行動に関する啓蒙活動等についても継続、さらに促進することで社会に貢献いたします。

皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

令和3年10月 中山 淳