信州メディカル産業振興会 メールニュースVOL.11 2011/6/28発行

2011.06.28

信州メディカル産業振興会 メールニュース          

         VOL.11   2011/6/28   
+・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・+
+・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・+
                              
このメールマガジンは、信州メディカル産業振興会会員の皆様に
お送りしています。企業担当者の方々は、それぞれの関係各署へ 
情報のご提供をお願いいたします。              
                              
【注意!!!】                       
お使いのメール環境によってwinmail.datが添付される場合がござ
いますが、内容には関係ございませんので、そのまま削除願います
                              
                              
++++++++++++++++++++++++++
+                                   +
+ 目 次                              +
+                                   +
+ ■信州メディカル産業振興会からのご案内         +
+  □ Medica2011出展者募集                 +
+                                   +
+ ■会員企業からの情報                     +
+  □キッセイ薬品工業株式会社からの情報         +
+  『バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)』   +
+  『確認申請』                          +
+  『先制医療』                          +
+                                   +
+ ■今後の予定                          +
+  □研究部会の立ち上げについて              +
+                                   +
++++++++++++++++++++++++++
                              
======信州メディカル産業振興会からのご案内======
         Medica2011出展者募集
==============================
この度、Medica2011に日本貿易振興機構(JETRO)が確保したジャ
パンパビリオンに出展することになりました。
Medica2011は世界最大の医療機器展示会と謳われており、毎年国内
からも多数の医療機器メーカーが出展しています。また、本展示会
は直接商談の場として活用されており、商社をはじめバイヤーが世
界中から集まりますので、販路開拓として絶好の場であります。
今回、信州メディカル産業振興会としてブースを構える当たり、振
興会の事業紹介に加え会員の皆様の製品・事業紹介をいたします。
つきましては、以下、要項および信州メディカル産業振興会ホーム
ページに掲載しております、出品者マニュアル等をお読みいただき、
出展を希望される企業様は6月30日(木)までに事務局までご連絡
ください。
http://www.shinshu-u.ac.jp/group/smia/
≪Medica 2011≫
会期:2011年11月16日(水)~19日(土)4日間 
   ※前日設営は11月15日です。
場所:ドイツ デュッセルドルフ
会場:メッセ・デュッセルドルフ
主催:Messe Dusseldorf GmbH
出品者数:64カ国 4400社
来場者数:137200人 2010年実績
≪ジャパンパビリオンの信州メディカル産業振興会ブース≫
○小間:1小間 9平方メートル
○展示物:企業紹介用パネル(1社当たりA0パネル1枚、
パンフレット等の印刷物(1社当たり1点)、
※その他の展示物については応相談
○募集分野:電子医療装置・医療技術/実験装置/救助および救急装置/
診断器/診断薬/整形外科技術/病院用備品/オフィスシステム/
コミュニケーション技術/衣類/医療家具及び装置等
○参加費:ブース料金および企業紹介用パネル・印刷物の輸送費のみ、
信州メディカル産業振興会が負担します。企業様からの参加者の旅費・
交通費や展示物の作成費は企業様負担となります。
○航空券・宿泊:航空券・宿泊の手配は企業様各自でお願いいたしますが、
JETROより旅行代理店の紹介がありますので、ご希望の場合は
関連資料一式をお渡しいたします。
○注意事項:海外への技術等の持ち出しに関する安全保障貿易管理については、
出展される企業様で対応願います。
信州メディカル産業振興会では一切の責任を負いかねます。
以上
==========会員企業からの情報===========
 
キッセイ薬品工業株式会社からの情報        
  『バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)』  
==============================
大石道夫(かずさDNA研究所理事長)をセンター長とするNBDCが、
4月1日に発足した。これは、総合科学技術会議の構想下、日本の
ライフサイエンス分野のデータベース統合化を目指して文部科学省と
JSTが取り組んできた事業を一本化するものです。ヒト、動物、植
物、微生物などの生物別、疾患、脳、進化、発生など分野・目的別、
ゲノム、プロテオーム、メタボロームなどオミクス単位で統合化され
ています。その体制は、副センター長に高木利久(東京大)、基盤技術
開発プログラムに長洲研究統括、統合化推進プログラムに高木研究統
括が就いています。ミレニアムプロジェクトを初めとして数多くのデ
ータが取られましたが国内外に散在していました。興味のある方は一
度訪れてみたら如何でしょうか。(文責:赤羽 敏)
http://biosciencedbc.jp/
 
==============================
           『確認申請』
==============================
細胞治療用や再生医療用医薬品については、確認申請制度という日
本独自の制度がある。この制度は、リスク評価や感染因子の混入を
避けるため、治験開始にあたっての必要データについて審査側と協
議できるメリットがある反面、治験開始に近い時点でデータの不足
が指摘された場合、新たなデータ取得に時間がかかり開発が遅延す
る等の問題が指摘されていた。去る4月28日厚生労働省から発出
された「再生・細胞医療に関する臨床研究から実用化への切れ目な
い移行を可能にする制度的枠組みについて」によれば、再生・細胞
医療での確認申請は廃止し、薬事戦略相談に代替する方向であるよ
うだ。今まで、確認申請は、13件が申請され9件が確認されてい
る。本邦では、臨床研究としての実績は多いが、再生医療用医薬品
は少なく、2007年自家培養表皮「ジェイス」J-TEC社が初めて
製品となっている。(文責:赤羽 敏)
==============================
          『先制医療』
==============================
先制医療(pre-emptive medicine)とは、 「慢性疾患における病因
(病気の原因)の形成、発症、重症化の長期にわたる過程で、早期
にこれらの兆候を捕捉し、病因形成を防ぎ、早期に診断し、重症化
を抑え、そして副作用を伴わずに治療する新しい医療概念。従来の
予防医療の概念よりも、より早期における疾患対処に重点を置く」。
すなわち、「臨床症状の現れる前に治療的介入をすること により、
病気の発症を防止ないしは遅らせようとする医療の新しい概念」で
す。2006年から2007年のNIHのディレクターの出す、二年に一度
のレポートでテーマが、「未来に向けての戦略ーー治療医学から先
制医学へ」(Strategic Vision for the Future--From Curative to Pre-emptive Medicine)としてレポートが出されているようです。
日本では、財団法人先端医療振興財団理事長の井村裕夫先生が良く
使われており、最近の総合科学技術有識者会議でのライフイノベー
ションアクションプランでも検討されているようです。最終的には
医療費の面でもコストパフォーマンスに優れていると考えられ、医
工連携から健康・医療産業でのイノベーションを目指している信州
メデイカル産業振興会の方向とも一致するのではないでしょうか。
(文責:赤羽 敏)
==========今後の予定===============
       研究部会の立ち上げについて
==============================
研究部会立ち上げに関するアンケートにご協力いただきありがとう
ございました。今後の活動方針を決めるため、各部会ごと参加希望
の方々にお集まり頂き、意見交換の場を設けたいと考えております。
日程が確定しましたら、アンケートに回答いただいた会員の方にメ
ールでご案内いたします。
また、それぞれの部会の活動状況につきましてはメールニュースや
ホームページ等でご報告いたしますので、途中からでもご参加の希
望があれば、事務局までご連絡ください。
******************************
信州メディカル産業振興会 事務局
長野県松本市旭3-1-1
信州大学内(旭総合研究棟 2階)
TEL:0263-37-3421
FAX:0263-37-3425
MAIL: n_nohara@shinshu-u.ac.jp
HP: http://www.shinshu-u.ac.jp/group/smia/
当メールニュースへのお問合せや配信不要の方は        
n_nohara@shinshu-u.ac.jpへご連絡願います。 
******************************