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教員一覧

シルクで人と環境に優しい材料を創ります

玉田 靖
教員氏名
玉田 靖
職名
教授
所属
応用生物科学科
研究分野

バイオマテリアル

研究課題

(1)ヘルスケアに役立つシルク材料の開発

【対象】:軟骨再生材料や創傷被覆材などの医療用材料

(2)シルクの新しい機能の解析と機能付加に関する技術

【対象】:シルクと細胞等の生体成分との関係の解析、化学修飾技術や分子生物学技術を使った機能付加

出身校
京都大学
一言コメント

生物であるカイコが産生するシルクは、人に環境に優しい材料です。衣料用途を超えた新しいシルク材料の利用技術の開発を通して、人々を幸せにできる研究をしたいと考えています。

研究紹介

シルクの新しい利用分野の開拓! 再生医療用材料など医療分野への活用を目指して

シルクは、繊維の女王として6,000年以上前から利用されている優れた衣料用材料です。また、カイコという生物が生産する環境に優しい生物資源材料でもあります。シルクの衣料分野を超えた新しい利用技術の開発を中心に研究を進めています。絹糸は外科手術で傷を縫うときの糸として古くから現在も臨床で使用されています。また、最近の研究では、シルクから作った材料が、再生医療で細胞の足場として、良い性質を示すことが多く報告されています。研究室では、シルクの医療分野への活用を目標に、シルクの構造や性質を新たな観点で解析し、さらに、化学修飾、タンパク質工学、遺伝子組換え技術による機能性シルクの創出を目指しています。

 

 
カイコ、家蚕 (左) と繭 (右)。カイコは、純度の高いシルクタンパク質を環境低負荷で効率良く生産する「タンパク質製造工場」。   シルクタンパク質 (フィブロイン) 100%から出来たスポンジ材料。現在、軟骨再生用、脊髄損傷神経再生用、難治性創傷保護治療用材料としての研究が進行中。

 

≪研究から広がる未来≫


2012年のノーベル賞を受賞された山中先生のiPSにより、再生医療の実現が近づきました。しかし、細胞のみでは十分な再生治療が期待できない場合もあります。組織を再生する細胞を支える材料の開発も重要な課題です。シルクが、その材料の一つとして治療に貢献でき、われわれの研究が多くの患者さんの幸せにつながることを期待しています。シルクは医療分野のみならず、広い産業分野でも活用できる可能性があります。それらを一緒に見つけませんか?