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教員一覧

豊な未来は材料物性とプロセスの制御から

高橋 正人
教員氏名
高橋 正人
職名
准教授
所属
先進繊維・感性工学科 感性工学コース
研究分野

高分子構造・物性 (高分子のレオロジー、熱分析)

研究課題

多糖水溶液のゲル化のメカニズム
多糖水溶液の溶液構造と粘弾性の関係
多糖水溶液の溶液構造制御によるゲルの粘弾性制御
多糖・水系の熱力学的性質
多糖フィルムの固体粘弾性

出身校
東京農工大学
SOAR
研究者総覧(SOAR)を見る
一言コメント

環境負荷が少なく優れた物性を持つ材料・製品が求められています。製造プロセスの制御により、高分子材料の新たな可能性を探ると共に、製品製造プロセスの効率化なども提案できるようになることを目指します。

研究紹介

21世紀はやわらかい材料の時代です ー高分子材料の未来の可能性を追究ー

ものづくりを行ううえで、材料は欠かせません。これまでの材料の主役は金属材料やセラミックス材料など固いものが主流でした、これらに変わって、今後は高分子などのやわらかい材料がますます重要性を増していくことでしょう。高分子材料は炭素を主成分として、これに窒素や水素などが結合してできる鎖状の長い分子であり、分子の形態がさまざまに変化することから、様々な性質を示します。また、生体に対して無害であることから、工業製品はもちろんのこと、生医学材料としても大きな可能性を持った材料であるということができます。

 

 
カラギナンゲル (左) とカルシウムアルギン酸ゲル (右)。これらはいずれも多糖類であり、生体に対して無害である。ゲルは創傷被覆剤などとして生医学方面に利用できる可能性がある。   ポリマーブレンドの海-島構造 (左) と共連続構造 (右)。構造を制御することで様々な物性を持った材料を実現できる可能性がある。

 

≪研究から広がる未来≫


高分子材料には、プラスチックのごみ問題という暗いイメージが付きまとってきたのも事実です。そこで現在は、多糖類など生物から取れる高分子材料の研究が盛んに行われています。このような研究により、将来は、環境にやさしい高分子材料が数多く生まれてくることが期待されています。また、一種類の高分子だけでは、十分な性質が発揮できない場合、複数の高分子材料を混ぜて (ブレンドして) 新たな材料を開発するポリマーブレンド材料の研究も盛んに行われています。高橋研究室でもこのような研究を行って将来の高分子材料の発展に寄与したいと考えています。