信州大学HOME

facebookenglish

Menu

教員一覧

生体高分子/核酸・蛋白・多糖の分析と応用

志田 敏夫
教員氏名
志田 敏夫
職名
教授
所属
応用生物科学科
研究分野

分子生物科学、核酸機能科学

SOAR
研究者総覧(SOAR)を見る
一言コメント

特異構造や損傷を持つDNAの構造とそれに働く酵素を解析し、酵素基質複合体の形成メカニズムを解明します。土壌細菌や極限環境微生物が作る生体高分子やそれに働く酵素を分析し、応用を目指した研究をしています。

研究紹介

生体高分子:遺伝子や酵素の機能と構造、相互作用を解明し、バイオテクノロジーに応用

志田研究室では、遺伝子の本体である核酸の構造、発癌物質や活性酸素で傷ついたDNAなどの性質や構造について調べています。傷ついたDNAを修復するDNA修復酵素の中でも特に複数の酵素活性をもつものについて、新しい観点から研究しています。修復酵素がDNAの損傷箇所をどのように認識しているかを明らかにし、蛋白質工学に応用する研究もしています。深海の熱水噴出孔に生息する超好熱微生物の蛋白質分解酵素の研究を行っており、工業的利用を目指しています。また、難培養微小微生物の単離と分子生物学的研究・抗生物質探索を目指しています。

 

 
酵素の基質認識機構に今まで考慮されてこなかった酵素・基質複合体形成以前のきわめて初期の酵素の基質認識メカニズムを解明。左端:酵素はまだ傷ついたDNAを未発見。中央:酵素表面に出ているアミノ酸がDNAの傷 (穴) を見つけたところ。右端:酵素が傷のあるDNAを直そうとしているところ (穴を見つけたアミノ酸はここでは働いていない)。   (左) 超好熱古細菌 (124℃: 生育限界温度) M. kandleriが生息している深海の熱水噴出孔。(右) 難培養微小バクテリアBacillus属。

 

≪研究から広がる未来≫


遺伝子は最適の場所と時期を選んで発現し、タンパク質が作られています。遺伝情報を担うDNAは使い捨てではなく傷ついたら修復される唯一の生体高分子です。DNAや酵素の機能構造が明らかになれば、それを医療分野に応用し、生体関連物質の工業的生産に有効利用することが可能になります。身近な生物や極限環境 (温泉、深海) に生きる生物、私たち人間自身も未だ神秘のベールに包まれています。一緒に神秘の世界を覗いてみましょう。