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大学院総合理工学研究科(生物)修了生の論文が、 Zoological Science 誌の論文賞を受賞しました。

お知らせ生物学コース

Zoological Science誌の表紙写真
Zoological Science誌の表紙写真

2019年3月に総合理工学研究科を修了した竹中將起さん(現・JSPS特別研究員, 自然科学研究機構・基礎生物学研究所・研究員)、2011年3月に工学系研究科を修了した関根一希さん(現・立正大学地球環境科学部・助教)と理学系(生物学領域)の東城幸治教授の共著論文が2019年の Zoological Science 誌(日本動物学会)の論文賞(Zoological Science Award)を受賞しました。

この論文は、竹中さんの学位論文の一部に相当し、本学在学中に論文投稿・受理されたものであり、Zoological Science 誌の表紙も飾りました。

Masaki TAKENAKA, Kazuki SEKINE and Koji TOJO
The first establishment of "hand-pairing" cross-breeding method for the most ancestral wing acquired insect group.
Zoological Science, 36(2):136-140

(本受賞を受け、当該論文はオープンアクセスとなっています)
https://bioone.org/journals/Zoological-Science/volume-36/issue-2/zs180169/The-First-Establishment-of-Hand-Pairing-Cross-Breeding-Method-for/10.2108/zs180169.full

日本動物学会HPにおける Zoological Science Award 授賞に関する記事
https://www.zoology.or.jp/news/zoological-science-award-2020

日本動物学会公表の受賞理由は以下の通りです:
カゲロウ類は、有翅昆⾍の中でも初期に分岐した⼀群であり、昆⾍類の⾶翔と体制の進化を解明する上で重要なグループである。著者らは、ガガンボカゲロウをモデル候補として、鱗翅類などで⽤いられている"Hand-Pairing"という交配⼿法を試⾏し、卵の正常発⽣率、孵化成功率、そして⼦の遺伝⼦型の検討から、本種における"Hand-Pairing"⼿法の有効性を示した。本論⽂は、カゲロウ類の中でも両性⽣殖を行う種について、初めて実験室下での交配⼿法を確⽴した研究成果であり、カゲロウ類、延いては有翅昆⾍の動物学的研究に大いに貢献すると期待される。群⾶する種が多いカゲロウ類において、葉に⽌まって交尾を行うガガンボカゲロウをモデル候補とした点も高く評価できる。

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