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大学院総合理工学系研究科(修士課程)2年の河内理子さん(理学系・東城研究室)が、「日本動物学会 中部支部大会 金沢大会」にて、優秀発表賞を受賞しました

お知らせ生物学コース

2019年12月7日(土)~8日(日)に石川県金沢市(金沢市文化ホール、金沢大学)で開催された「日本動物学会 中部支部大会 金沢大会」において、大学院総合理工学系研究科(修士課程)2年の河内理子さん(理学系・東城研究室)が、優秀発表賞を受賞しました(38題のポスター発表から数題が選考)。
受賞の題目は以下のとおりです。

題目:「甲殻類独自の形質か? 擬顎の起源を探る 〜端脚目フロリダマミズヨコエビの組織・発生学的研究を通して〜」
発表者:河内 理子・田中 吉輝・東城 幸治

概要:
米国原産で外来の淡水ヨコエビ類を対象に、狭い人工的な空間でも強い繁殖力を有することを逆手に、その比較発生学的研究を実施した。多くの甲殻類は、特殊な幼生期間を有し、プランクトン生活を経ながら、数度の変態を介して形態形成が進行するため、形態学的な相同性の議論や特定の形質の進化発生学的な評価は困難とされてきた。その結果、昆虫類と並び種多様性の高い甲殻類から構成される汎甲殻類 Pancrustacea のボディプランは十分には解明され切れていない。
このような背景下、この研究で対象とした甲殻類は、変態を行わない直達発生タイプであり、孵化時には成体とほぼ同様の体制をもつことに着目し、また組織化学的手法や電子顕微鏡観察を導入することで、これまで十分な議論がなされていない節足動物の付属肢や擬顎の相同性を、その形成プロセス(胚発生プロセス)を詳細に比較検討した。

審査委員からは、緻密な記載的研究として評価されるとともに、この先に計画されている発生遺伝学的な発展性についても高く評価されました。

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