お知らせ

総合理工学研究科 理科学分野 生物学ユニット の 小池 花苗さんが、「日本山の科学会 2018年秋季研究大会」にて、学生優秀発表賞を受賞しました

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2018年10月27日(土)~28日(日)に、長野県松本市(信州大学)で開催された「日本山の科学会 2018年秋季研究大会」にて、大学院総合理工学研究科 理学専攻理科学分野(生物学ユニット)の修士課程2年生の小池花苗さん(東城幸治研究室)が、学生優秀発表賞を受賞しました。

37件のポスター発表(学生のポスター発表は21件)のなかから2件の学生優秀発表賞が選出されました。小池さんの発表の内容は以下の通りです。

小池 花苗・吉井 幸・東城 幸治(信州大学)「日本列島の地史がもたらす遺伝的分化: 山岳棲昆虫トワダカワゲラ Scopura longa の分子系統解析」

日本列島と朝鮮半島だけに生息し、高山帯・亜高山帯を代表する山岳昆虫・トワダカワゲラ類を対象とした系統進化史の究明を試みました。朝鮮半島では山塊ごとに4種が記録され、日本列島からは北海道内に2種、本州から2種が記録されています。遺伝子解析の結果、日本列島産4種が単系統群を構成することはなく、中部山岳地域に生息する1種は朝鮮半島の種群と単系統となり、東北地方に生息する1種は北海道の2種と単系統群を構成しました。これらの二大系統群の遺伝分化は、日本列島がユーラシア大陸から離裂する際に、東北日本と中南西日本が独立して起源したことに因ることも明らかとなりました。また、東北地方に生息する十和田カワゲラは、山岳形成や火山活動などの地史や地理、地形をよく反映した地理的遺伝構造をもつことも明示しました。

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