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12月21日(月)数理科学談話会(2015年度公開シリーズ・第3回)

お知らせ数学科

数理科学談話会(2015年度公開シリーズ・第3回)
・主催:理学部「数理科学プロジェクト」
   信州数理科学研究センター:http://math.shinshu-u.ac.jp/~center/
      (代表 栗林勝彦)

・会場:理学部「数理・自然情報合同研究室」(理学部A棟4F西端)

・日時:2015年12月21日(月)16:20-17:50

・講師:石原与四郎氏(福岡大学理学部地球圏科学科 助教)

・講演題目:縞状堆積物とその解析

<要旨>湖や深海,洞窟などの静穏な環境で形成された地層には,しばしばリズミカルな縞や互層が認められる.このような縞や互層を成す堆積物のうち,1年に1組の層が形成されるものを年縞堆積物と呼び,その層の数そのものが年輪のような年代軸として扱えることから過去の環境を解析する上での強力な指標となっている.たとえば,現世の湖成堆積物の年縞に挟在される異質な堆積物は歴史上の地震や洪水,火山噴火等の各種イベントとの対比がなされていたり,鍾乳石の一種である石筍からは,年縞とは別に測定された分析結果から地表の植生の変遷や古気温等が得られていたりする.一方,このような堆積物を解析する上では,年縞の形成モデルの検討や,年縞の認識・認定それから測定が必要となる.認定や測定は,以前は顕微鏡下で肉眼によって判定しながら行われることが多かっが,再現性や計測時間の問題から近年では堆積物のスキャン画像や分析像などを用い,画像解析を利用することが多くなってきた.本講演では,湖成の年縞堆積物と石筍の年縞の例について,堆積物の形成過程,画像解析を用いた年縞の認定・測定方法,解析結果の例を示し,このような研究において残された問題点についても紹介する.

<講演のキーワード> 年縞堆積物,イベント堆積物,画像解析,周期解析

<講師の研究分野>:地質学・堆積学(タービダイトに関する研究,浅層地下地質・地盤に関する研究,湖成層や石筍等の年縞堆積物に関する研究等

・企画世話人:村越直美(理学科・物質循環学)

・「数理科学プロジェクト」の趣旨:
理学部では,教員や学生が,専門分野や学科の枠を越えて学問的な交流を進める契機となるような,「数理科学をキーワードとする講演会シリーズ」を企画しています。最先端の研究テーマに取り組む講師の方々には,非専門家や学生の皆さんにも無理なく理解できるように,易しい語り口で話すようにお願いしています。お気軽にお越しください。

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