お知らせ

数理科学談話会(2015年度公開シリーズ・第2回)の開催について

お知らせ

数理科学談話会(2015年度公開シリーズ・第2回)を以下の通り開催しますのでお知らせします。

・主催:理学部「数理科学プロジェクト」
   信州数理科学研究センター:http://math.shinshu-u.ac.jp/~center/
      (代表 栗林勝彦)

・会場:理学部「数理・自然情報合同研究室」(理学部A棟4F西端)

・日時:2015年11月6日(金)16:20-17:50

・講師:川田剛之氏(金沢工業大学情報フロンティア学部 教授)

・講演題目:リモートセンシング画像データの解析手法

<要旨>
初期の衛星リモートセンシングデータ解析は衛星センサが出力する相対的デジタル値を用いた地球表面画像の計算機処理技術の開発や画像処理技術を中心とする定性的データ解析がリモートセンシング研究の中心となっていた。しかし、現在では、地球大気や地表面の物理的モデルを利用して地球物理学的なパラメータを抽出するアルゴリズム開発に研究の重点が移っている。
ここでは、講演者が実施したPOLDER画像データを利用した大気エアロゾルの光学特性パラメータを抽出する手法とその結果などについて述べる。この解析で使われるのは大気中における光の多重散乱理論と地球大気・地表系モデルである。既知の入力エネルギー(大気表面への太陽放射照度)を用いて、地球大気・地表系モデルにおける光の多重散乱計算により、衛星センサに到達する理論的放射輝度値をシミュレーションする。これを観測放射輝度値と比較することにより、地球大気・地表系モデルに含まれる未知のパラメータ量(エアロゾル光学特性)は推定可能となる。
リモートセンシングはいまや地球環境、農林、漁業、土木、防災、都市計画など各分野の様々な問題を定量的に広域調査・解析する手段として不可欠な技術となっている。最後に、講演者が最近興味を持って取り組んでいる航空機LiDAR点群データから3次元の都市空間環境を自動作成する研究について紹介する。

<講演のキーワード> 多重散乱理論、大気エアロゾル、大気・地表系モデル

<講師の研究分野(研究テーマ)> 大気散乱、衛星画像解析

・企画世話人:井上和行(信州数理科学研究センター・数理)

・「数理科学プロジェクト」の趣旨:
理学部では,教員や学生が,専門分野や学科の枠を越えて学問的な交流を進める契機となるような,「数理科学をキーワードとする講演会シリーズ」を企画しています。最先端の研究テーマに取り組む講師の方々には,非専門家や学生の皆さんにも無理なく理解できるように,易しい語り口で話すようにお願いしています。お気軽にお越しください。

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