成人先天性心疾患センター

成人先天性心疾患センター Adult Congenital Heart Center(ACHC)

近年の外科医療の進歩により、先天性心疾患の子供の多くが成人を迎えることが可能になっています。しかし、先天性心疾患手術は根治的手術でない場合も少なくなく、手術後も継続的な治療が必要とされます。現在わが国では成人に達した先天性心疾患の患者は40万人を超え、今後も年5%の割合で増加すると推定されています。

成人先天性心疾患患者数は増加の一途にある!

出典:成人期を迎えた先天性心疾患患者の諸問題 白石 公
京府医大誌 119(4),247~259,2010

これまで、先天性心疾患の患者さんは成人になっても小児科医が継続して診てきました。しかしながら、成人患者さんは、妊娠・出産、再手術、加齢に伴う成人病併発など、ライフステージの変化によって新たな問題に直面します。
こうした成人期を迎えた先天性心疾患の患者さんが適切な医療を受けるためには、循環器内科医が取りまとめ役となり、小児科医や心臓血管外科医とチームを組んで継続的に対応していくことが重要です。
 そこで、2013年6月に先端心臓血管病センター内に「成人先天性心疾患センター」を開設しました。循環器内科医、小児科医、心臓血管外科医を中心に診療体制を構築し、必要に応じて他の診療科や長野県立こども病院循環器診療部門とも連携をとっていきます。


出典:小児医学

※受診のご案内
受診を希望される方は、外来予約センター(受付時間:平日9:00-15:30)電話0263-37-3500で予約をお願いします。なお、診察は水曜日(午後)の完全予約制となります。原則、紹介状が必要です。