第8回「MRIを究める学術集会:信州MRI・技術と臨床」が開催されました。
内藤先生   佐久間先生
  平成29年2月18日に「MRIを究める学術集会:信州MRI・技術と臨床」が開催されました。本会はMRIを技術方面、臨床方面の両方より検討する学術研究会であり、年1回の開催で今回は8回目となります。プログラムは教育講演、技術講演、臨床講演で構成されていました。教育講演は、JCHO群馬中央病院放射線科主任部長の青木純先生が「骨軟部のMRI-3Tになって変わったこと」と題して紙上発表という形式で行われました。そして、新潟大学医歯学総合病院診療支援部放射線部門主任の内藤健一先生が「呼吸同期・心電図同期の基礎」と題した技術講演を、続いて三重大学大学院医学研究科放射線医学講座教授の佐久間肇先生が「心臓MRIを診療に活かす-最近の進歩とエビデンス」と題した臨床講演を行いました。いずれの講演も最新の研究から臨床応用まで幅広い内容が含まれていました。
 MRIの画質を担保する上で、精度の高い呼吸・心電図同期は不可欠ですが、その原理や仕組みを知る機会を作るのは難しく、内藤先生のご講演は大変参考になりました。佐久間先生のご講演は、日常使える診断上のtipsから、最新の研究まで多岐に渡り、心臓領域のMRI診断の全体を見渡せる内容であり、非常に勉強になりました。T1 mappingなどの新手法も、続々と臨床応用されている現状を知り、その進歩の速さには驚かされました。
 毎回、MRIの技術と臨床に直結した様々な情報を得ることができる学術集会で、話題が尽きることがありません。MRIの進化に置いていかれないように研鑽に励みたいと思いました。 (小松大祐)
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