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信州大学工学部 電子情報システム工学科

小形 真平

モデル駆動ユーザビリティエンジニアリング:使い易いソフトウェアの設計法を探究して

ユーザビリティを高めるための設計部品のパターン:これらをモデルへ着脱することによって、ユーザビリティを考慮したカスタマイズを容易に行える

ユーザビリティを高めるための設計部品のパターン:これらをモデルへ着脱することによって、ユーザビリティを考慮したカスタマイズを容易に行える

ユーザビリティ評価支援ツール:Webブラウザへの操作を記録し、そのデータを解析して開発者に役立てる

ユーザビリティ評価支援ツール:Webブラウザへの操作を記録し、そのデータを解析して開発者に役立てる

小形研究室では、良いソフトウェアを効率的に作る方法を研究しています。建築での家と同様にソフトウェアにも設計図(モデル)があり、不具合の修正等を含めた開発コストの抑制のためには設計段階でモデルの作りこみが重要となります。当研究室は、Society5.0の社会に向けて今後ますます重要となるがチェックや作りこみが難しい「使い易さ(ユーザビリティ)」を、新規・既存のあらゆる手段を用いて作りこむ方法やその支援ツールの研究を主に行なっています。他にもシステムの安全性をモデルから調べたり、モデルの作り方を教育する方法に関しても研究を行なっています。

研究から広がる未来

「使い易さ」の感じ方は人により異なると言われ、工学的なアプローチは難しいように聞こえます。しかし、使い易さを高める技法もまた数百種類以上存在します。小形研究室は、これらの技法を効果的に用いて、ソフトウェアの使い易さを設計段階で効率的に高められる方法を探究します。

卒業後の未来像

「モデリング」には、物事の要点を的確に捉えて説明する、高度な抽象化能力が必須です。そして、この能力は企業が求めるコミュニケーション能力の本質と言えます。同研究を通して、その能力を高めた有能な人材の輩出を目指しています。

プロフィール

芝浦工業大学大学院工学研究科修了。博士(工学)。2020年より現職。 オブジェクト指向開発技術、モデル駆動開発技術および要求工学手法に関する研究に従事。

電子メールアドレス
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個人サイト https://sites.google.com/cs.shinshu-u.ac.jp/sel/
オフィスアワー 部屋:4F 410室

原則として、月・金 16:00-18:00とします。出張等により不在の場合もありますので、確実に会いたい場合は前もってメールで連絡してください。