非接触で電球が点灯、電気磁気の不思議!

非接触で電球が点灯。 二つのコイルを用いており、コイル間の距離を変えると電球の光が強弱する。

非接触給電を用いれば、充電コードが不要に。 医療現場や災害現場などに用いるロボットの充電のワイヤレス化に役立つ。
「離れた場所にある機器に電力を送りたい」。これを可能にする技術が非接触給電です。この技術は電気エネルギーを磁気エネルギーに変換することで、導線を接続しなくても電力を供給することができます。この技術が確立すれば携帯電話などをコードに接続せずに充電できるようになるばかりか、家の壁中にその装置を置くことで、すべての家電をコンセントに接続せずに動かすことも可能になります。しかし、エネルギー効率が悪いという課題があり、コイルの構造や用いる導線の工夫等によりそれを改善する研究を行っています。
研究から広がる未来
非接触給電技術が確立すれば、家庭から充電コードが消えたり、医療現場や災害現場などに用いるロボットの電池切れがなくなったりと非常に意味のある研究です。学生と企業人とが一致団結して、夢のコードレス社会実現に向けて日々研究に励んでいます。
卒業後の未来像
電力会社や電機メーカなどの幅広い分野の企業に卒業・修了生を排出。また、技術者・研究者として必要となる科学技術の修得だけではなく、将来研究リーダとして必要とされる「素養」と「躾」の教育も4年生や大学院生に指導しています。
プロフィール
株式会社アマダを経て、2011年より現職。 研究分野はリニアモータや電磁アクチュエータ、電磁センサ、電力変換デバイス。
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個人サイト | http://mizunolab.shinshu-u.ac.jp/ |