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研究施設


州大学教育学部附属志賀自然教育研究施設は昭和9年(1954)、信州大学教育学部の山小屋から出発。地元からの植物園建設の要望にこたえ、昭和37年(1962)に自然観察路、ロックガーデン、資料館等の建設が教育学部の教官と学生の手作業で始まりました。昭和40年(1965)には当初の厚生省(現・厚生労働省)および長野県により自然観察路が拡張され、翌年(1966)、文部省(現:文部科学省)より認可を受け“信州大学教育学部附属志賀自然教育研究施設”となり今日に至っています。こうして教育学部学生の自然教育実習をはじめ他学部や他大学学生の野外実習、生態学や地球科学等の野外研究、公開講座等の場として正式にスタートしました。現在これらの自然教育園では児童・生徒の遠足・修学旅行のほか一般参観者も数多く訪れます。平成20年(2008)からは、老朽化した資料館の改装が順次実施され、多くの人が気軽に立ち寄れるよう照明や展示物の入れ替えが行われました。

当施設は上信越国立公園志賀高原のシンボルである志賀山(2035m)の北麓にあり、通称“信大志賀自然教育園”として知られています。コメツガ、オオシラビソ、クロベで構成される亜高山帯針葉樹原生林をはじめ、高層湿原、ダケカンバやシラカンバの二次林を有する一帯は国連教育科学文化機関(UNESCO:ユネスコ)が指定するMAB(人間と生物圏計画)の生物圏保護区や環境省が指定する国立公園特別保護地区といった自然保護区域です。
 また、志賀高原よりさらに北に位置する木島平村には“信州大学教育学部附属志賀自然教育研究施設カヤの平ブナ原生林教育園分園”を保有しています。ここには日本有数のブナの原生林が残されています。

定員30名の宿泊設備のある研究施設本館の他に、総延長3.5kmに及ぶ自然観察路(トレイル)、志賀高原一帯に生息する哺乳類や鳥類の剥製を展示した資料館、高山植物を植栽したロックガーデンがあり、施設本館以外は、積雪の無くなる5月はじめから、積雪期の始まりにあたる10月末まで、だれでも自由に利用できるよう解放しています。トレイル沿いには自然についての解説版を設置し、ロックガーデンでは高山植物の花の時期には名札付けを行っています。

当施設は昭和37年(1962)以来、数多くの学術研究成果を挙げています。特に昭和42年(1967)から昭和47年(1972)までの6年間は、国際生物学事業計画(IBP)の亜寒帯エリアの特別研究地域として教育園の「おたの申す平」の亜高山帯針葉樹原生林が指定され、国内外の研究者の調査活動の舞台となりました。その後も生態学・地球科学等の野外研究の場としての役割を果たしています。近年では、平成17年(2005)に、「新・生物多様性国家戦略」に基づき環境省が実施する長期的な生態系調査「モニタリング1000」のコアサイトに「おたの申す平」の亜高山帯針葉樹原生林と「カヤの平」のブナ林が登録されました。ここでは今後100年以上にわたる動植物のモニタリングが計画されています。

【志賀自然教育研究施設研究業績】 こちら>>(信州大学機関リポジトリへのリンク)

教育学部大学院の生物学実習、学内外の学生実習をはじめ、一般参観者、児童や生徒の遠足・修学旅行、諸団体の自然教育や観察会の場として多数利用されています。自然保護教育等の普及活動にも大きく貢献しており、学内外をあげて創造した自然教育園は、信大志賀方式として長野県内各地の自然園造成のモデルとされてきました。
 このような自然環境の特徴を活かして、当施設では例年、教育学部全学生を対象にした野外実習「自然教育」や一般市民を対象とした公開講座等を行っています。これらの実習や講座では、受講者らに、野外活動を通して自然環境を生態学的な視点でみることを学んでもらうだけでなく、昨今盛んになっている地球環境問題について熟考する契機としてもらっています。

施設長
施設専任教員
技術職員
1(准教授)
1
3

自然教育園(信州大学借地分)
志賀高原:無償地68,196平方メートル、有償地1,689平方メートル、借地分以外は約100ha
カヤの平:無償地1,341平方メートル
建物
本館(研究・宿泊棟、昭和47年建築) 924平方メートル、R3、研究室、実験実習室、講義室、宿泊室(30名定員)ほか 
資料館(昭和38年建築)116平方メートル、S1、研究・研修用資料の収集保管と展示
IBP実験研究室(昭和43年建築)42平方メートル、W1、現在は研修室に使用
IBP動物飼育舎(昭和44年建築)16.5平方メートル、W1、現在は倉庫に使用

年(西暦年) 主な出来事
昭和9年(1934) 信州大学教育学部の山小屋から出発。
昭和25年(1950) 学生の福利厚生施設の設置要求開始。
昭和26年(1951) 京都大学志賀高原ヒュッテを信州大学との共用として借り入れ。使用開始。
昭和29年(1954) 志賀高原の長池畔に(財)「和合会」より植物園造成用地として、約2万坪現6.8haを無償借地し、旧洗心寮宿舎を飯綱高原から移改築(定員20名)。自然学習やスキー実習に利用。
昭和37年(1962) 地元からの植物園建設の要望にこたえ、信州大学教育学部教職員と学生により自然教育園が造成される。(1964年まで)
研究業績第1号の発刊。以後継続して年刊発行。
昭和38年(1963) 展示館(現資料館)が新築され一般開放
昭和40年(1965) 厚生省(現 厚生労働省)と長野県の事業で志賀山溶岩台地(おたの申す平)へ観察路の増設。以後、野外トイレや長池広場、駐車場(200坪)等が設置。
昭和41年(1966) 志賀自然教育研究施設として省令認可。学部全学生必修の自然教育を目標に志賀実習の開始。
昭和42年(1967) 国際生物学事業計画(IBP)の「亜寒帯林特別研究地域」に指定。以後実験室や気象観測塔などの設置、ジープ配置他。(調査は1972年まで)
昭和45年(1970) 文部省(現文部科学省)より博物館相当施設として認可
昭和47年(1972) 研究施設本館(研究宿泊棟)が新築。
昭和48年(1973) 公開講座「自然保護」の開始(?年まで)。
昭和53年(1978) 教員養成課程学生合宿研修として二年次生全員を対象に志賀実習の開始。
昭和56年(1981) カヤの平に当施設分園「カヤの平ブナ原生林教育園」を造成し翌年開園。
昭和62年(1987) 公開講座「郷土の自然を探る」(講座名変更)の開始(2005年まで)。
平成2年(1990) 教育学部で「自然教育」の授業開始。以後、「環境教育概論」と隔年開講(?年まで)。
平成3年(1991) 展示館を資料館に、高山植物園を教材園に改称。
平成17年(2005) 環境省「モニタリング1000」のコアサイトに「おたの申す平」の亜高山帯針葉樹原生林と「カヤの平」のブナ林が登録。それぞれ1haの調査サイトが設置され、調査開始。
平成18年(2006) 信州大学山岳科学総合研究所・志賀高原センターを併設
平成18年(2006) 公開講座「わくわくフィールドウォッチング」実施
平成20年(2008) 資料館の内外装リフォーム(展示室の床・照明・展示ケース、外壁)
公開講座「ブナの森と台地を歩く」実施
平成21年(2009) 資料館の内外装リフォーム(展示室の展示レール、ロビーの床・壁・入り口サッシ、街灯と入り口サイン)
故片桐文雄氏より剥製の寄贈
志賀自然教育園のパンフレットの更新
自然教育テキストの全面改訂
公開講座「郷土、北信州の自然を学ぶトレッキング」実施
除雪機の更新
平成22年(2010) 自然教育園カヤの平分園のガイドマップの発刊
自然教育園HPの全面更新
平成24年(2012) 志賀実習(1泊2日)を「環境教育」の一部として開講(教育学部1年生対象)。
平成26年(2014) 施設本館耐震改修工事(6月〜12月)。資料館休館(通年)。
志賀実習を休止(代替として自然教育体験を実施)
平成27年(2015) 志資料館再開。
志賀実習(日帰り)を「環境教育」の一部として開講(教育学部1年生対象)。


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