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おおぐし じゅんじ

大串 潤児

歴史学 教授

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日本近現代史入門ゼミ・フィールドワーク

里山辺地下壕へ

里山辺地下壕内で説明を聞く

  2013年10月18日、1年生のゼミで里山辺の地下壕を見学しました。里山辺の地下壕は、戦時中、名古屋の三菱製作所(航空機)の分工場が置かれる予定となっていたところです。(「風立ちぬ」の主人公・堀越二郎『零戦』角川文庫、によれば彼も松本に来ていたそうです…)。    捕虜の中国人および朝鮮人の強制労働によってつくらた地下壕です。壕内は同じ長野県の松代とは比べものにならないくらい狭く、支配層がはいる地下壕との落差を感じます。とがった石の破片をふみしめながら、松本強制労働調査団のかたの案内で壕内を見学しました。    「熊谷組」「出張所」などの文字、「日の丸」に×をつけたと思われる落書き、「天主」と記した落書き。この工事に携わった朝鮮民衆の心理を想像しつつ、歴史を考える現場に立ち会うことができました。  一年生にも何か心に残ったことと思います。

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