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おおぐし じゅんじ

大串 潤児

歴史学 教授

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こんなことしています(授業など教育) ゼミの活動

韓国紀行2013春 ゼミ合宿 その1

ソウルへ

世宗大王銅像前(3日目)

  2013年3月13日,アシアナ航空OZ121便は,予定通り中部国際空港を飛びたちました。今日から,4日間,日本近現代史ゼミの韓国合宿が始まります。   日本近現代史ゼミの合宿で韓国を訪れるのはこれで四度目です。2001年夏(ソウル市立大学),2006年秋(9月),2010年春(3月),2013年春,そのうち3回は大学が交流協定を結んでいるソウル特別市光云大学校(Kwangwoon Univ.)を訪問しています。光云大学校には大学院の先輩であり友人でもある金廣烈(Kim GwangYol)さんがおり,多くの留学生が日本近現代史ゼミに参加してくれています。こうした関係から,光云大学校と日本近現代史ゼミの学生交流・合同ゼミナールをこれまで4回にわたって開催して来ました。   ソウルと松本で交互に開催してきた合同ゼミナール,2013年春はソウルで開催されることになりました。

久しぶりの再会

うまい!辛い!

  仁川国際空港からリムジンバスでソウル市内,清渓川すぐ近くのホテルに落ち着きます。夕食までのひと時,学生数人たちと明洞へ散歩です。帰りに「永豊文庫」(ヨンプンムンゴ)で日本史関係の書籍を見ました。永原慶二『20世紀日本の歴史学』,吉見義明『従軍慰安婦』,松尾尊允『大正デモクラシー』,安丸良夫『近代天皇像の形成』・・・・。多くの日本の歴史家の著作が翻訳されていました。   夕食は,以前,留学生として日本近現代史ゼミに参加してくれたキム キボムさんが紹介してくれたお店で食べました。同じくゼミ「卒業生」のチェ ヘリムさん,キム ソンヒさんも参加してくれました。3人とは久しぶりに旧交を温めることが出来ました。忙しいなか来てくれてありがとう!元気で働いている様子をみて嬉しく思いました。その後,現役の学生と二次会へ行ったとか・・・・。

タプコル公園

タプコル公園 3・1独立運動レリーフ

  3月14日,ソウルはぬけるような青空でした。もう3月ですが,風が少し冷たく感じられました。和田さんと2人で朝の散歩ついでに明洞でお粥の朝食を戴きました。みんなは余裕をもって11:00集合です。   11:00,ソウル市内見学にスタートです。案内は,大学の後輩で植民地期朝鮮史が専門の山口公一(追手門学院大学)に御願いしました。鐘路三街の交差点をおれてタプコル公園に向かいます。よく知られているとおり、タプコル公園は1919年,三・一独立運動の際,独立宣言が読み上げられた場所です。公園に北側には,朝鮮各地での三・一独立運動の様子を表現した10枚のレリーフがあります。

レリーフの意味と運動の広がり

柳寛順のレリーフ前

  ゆっくりと時間をかけて説明を聞きました。堤岩里,天安の柳寛順,済州島での運動・・・・。そしてどのレリーフにも登場する日本憲兵警察の弾圧の様子。   レリーフの日付と地域に注目すれば,三・一独立運動が,単に3月1日のみの運動ではなく,またソウルでのみの運動でもなかったことがよくわかります。

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